麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

非シス人vol.20終幕

2014年07月14日 | 制作公演関連
サッカー世界一を決する試合の
開始のホイッスルが吹かれた頃、
非シス人(ナルシスト)vol.20
七周年記念公演
『広島に原爆を落とす日』
(原作/つかこうへい
構成・演出/間天憑
於/サンモールスタジオ)は、
打ち上げのピークの時間だった。



若さと清廉さが売りのA、
深みのある芝居のBと前回書いたが、
フットボールの話で始まったから
その流れで例えるなら・・・
ワントップが柿谷大久保か、と
言えるかもしれない。

モデル出身で俳優としてのキャリアを
スタートしたばかりの松野高志が
主人公・恨一郎を演じるAは、
継母・知淑(ジスク)を古城戸美穂、
ジェニファーに愛奏と若い顔ぶれ。
対してBは、恨一郎に久永廣士、
知淑に岡田静、ジェニファー・こまつえみ
等芸達者な面々を配したキャスト。

この色合いの異なるABとシングル陣
・・・ヒロイン髪百合子に竹下優子、
その弦二とヒットラーの宮本英喜、
弦二と義兄妹の今日子には神野千奈、
元新聞記者・山崎に天憑ら・・・が
織りあうことでまったく違う音色が響いた。

戦時下の日米独と、現代の日本の二軸が
複雑にからみあう物語で、
観客からは難解という声も多かったが、
それを越えて突き刺さる熱いメッセージに
好評価が多数。そんな口コミもあってか
尻上がりに客数は増えて、土日の
ラスト4ステージはすべて超満員だった!

朝まで続いた打ち上げは美酒{/m_0052/




で迎えた朝の風景・・・ではありません。
劇場界隈、旧町名「花園」が
染め抜かれたフラッグ。
この通りを西に東、南から北と
歩いて過ごした一週間。
新宿通りと靖国通りに挟まれた地域。
巨大ターミナル新宿からは
少し離れているのに
(最寄駅は新宿御苑前)
国際色豊かな人が行き交うな~
と。
三日目くらいに発見したのが
滞在型のアパートメント。

旅慣れた、あるいは低予算で旅したい
世界各国からの観光客が地下鉄の駅と
宿を往復する姿だったのだ。

さて。
非シス人の旅はひとまず終わったが
11月、さらに2月と同じサンモールスタジオで
新たな公演(ぼうけん)が待っています。
コメント
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