麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ちょい映り

2014年07月25日 | 身辺雑記
演劇制作仲間のK本さんが
テレビに映っているのを偶々みた。

健康飲料を愛用する老舗新劇団の
看板女優を追う形で宣伝する番組。
旅公演の楽屋入りする樫山文枝さんに
同行するマネージャーよろしく
後ろを歩く旅公演の制作・K氏の
長身のスーツ姿をカメラが捕らえていた。

樫山さんが中国料理店の個室で
外食するシーンの同席者の中には
浜松市民劇場の事務局長・A井さん。
主役の右隣で会話する姿が映った。

残念ながら音声はオフ。
彼女の機関銃みたいな話し声が聞けず、
少し残念な気がした。



昨日、一仕事おえてテレビをつけたら、
ドラマの再放送……といっても昔のじゃなく、
現在オンエアー中のを早くも午前に流す
最近はやりのパターン……がやっていて。
伊東四朗さんが女子高生を救おうとするも
悪役に蹴っ飛ばされる場面。
我が家から数分の公園脇の道路だった。
映りこんだ高層マンションには、
『池袋わが町』でご一緒したベテラン俳優
T田農さんもお住まいだったりする。

たまにかみさんとキャッチボールする
小さな、名もなき公園。すぐわかった。
(いや本当は名前があるに決まっているが
名もなき公園の方が相応しいのだ)

どちらも観るつもりもなく電源を入れたら
現れた映像であった。



メディアも日進月歩して、王様の椅子に
テレビが鎮座する時代ではなくなったと聞く。
主はラジオからテレビへ……。
そして新しい「主」が現れるのだろう。

来年ジャンヌ・ダルクの芝居に関わるけど
当時のフランスはまさに「王国」であり、
我が国だってちょいと前まで幕府が倒れ、
維新が成ったように。

栄枯盛衰でいえば・・・
ベータとVHSが覇権を争ったのは
1980年代だったかしら。
録画再生機として性能では上回りながら敗れた
ベータ勢が、録画撮影機のシェアを
VHS-Cと競った第二幕では、
手のひらサイズの8ミリで勝利した
あの攻防は、部外者ながらに面白かった。
……いや他人事だから面白いで済んだのか

ま、そんなことは置いて。
知ってる役者がドラマに出るなんざ「ざら」で
「おっ、頑張ってるな~」とは思うのだが、
冒頭のような「ちょい映り」に出会うと
健気な花を道端に見つけたような喜びで、
なんだか得をした心持ちになる。不思議だが。

コメント
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