麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

私も、本所の稽古場に居る。

2015年08月28日 | 制作公演関連
川を渡る風が急に秋めいた東京で、
パリ郊外を舞台にしたお芝居
『私もカトリーヌ・ドヌーヴ』。
(作・演出・美術・作曲/ピエール・ノット)

昨日は照明の佐々木さんがいらっしゃっり
一昨日は音響の川口さんが顔を出してくれた。
舞台監督・藤森さんは稽古初日から居て、
フランス気鋭の演劇人ピエール・ノットを
招いてのプロダクションだけに
スタッフワークは、がちっとしております。

外国の方なので、当たり前だが、
通訳兼演出助手の山上さんはベタ付き。
さらに翻訳協力の八木さんまでも
毎日足を運んでくれてている。

そんな稽古が連日繰り広げられているのは
地下鉄「蔵前駅」近くの、所番地でいうと、
厩橋を渡った墨田区本所になる。


(厩橋からの風景)

今や「世界の」スカイツリーがある
墨田区は、本所と向島二つの区から
成ったのだという。
そして本所といえば「世界の」
王貞治を生んだ町でもある。

さて町の話ついでに書けば。
墨田のもうひとつの顔である
現国技館は、両国に1985年建った。

僕の幼い頃、国技館といえば蔵前で、
隅田川の向こう隣の台東にあった。
仮設を経て1954年から84年まで、
大相撲の聖地を担った蔵前国技館。
キャンディーズのコンサートや
『あしたのジョー』の矢吹対金竜飛戦も。

さて国技館はそもそもは両国にあった。
今とは少し異なる場所に1909年誕生し、
二度燃えて、戦時下は風船爆弾工場に、
戦後はGHQに接収され、両国メモリアルホール、
日大講堂などと名を変えるのだが、
長くなるので割愛します。

そんな新旧国技館の間に位置する本所で
『私も~』は本番に向けて一直線!
蝉の声がとんと弱々しくなった晩夏に
稽古を重ねております。
コメント
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