麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

もーるす信号雑記帖、如月第二金曜。

2016年02月12日 | 制作公演関連

下北沢の街には演劇祭のフラッグが舞う。
2月まるまる1ヶ月の会期。


劇団もーるす信号は、その祭の
「一般公募劇団」枠の先陣を切り
10日(水)に2ステージを無事終えた。
昼100弱、夜100超の集客でした。

この場をかりて改めて
ご来場の御礼を申し上げます。

千田是也という、日本の現代劇に
大きな方向を示した巨人がいる。
今年72年目の俳優座、その創立者の一人。
彼の演出する舞台を欠かさず見た
演劇少女は、一度舞台を離れ、
仕事をし家庭を持ち子育てをして、
齢70の半ばを過ぎて、演劇に還った。

笠原貞子。
みな親しみを込めて「テイコ」と呼ぶ。

下北沢演劇祭の「世田谷区民上演グループ」
そこで演じる一人として、舞台へ。
数年間の参加の中で演劇への炎は高まり
ついに「劇団もーるす信号」を立ち上げた。

実に100人に及ぶほどの声掛けで
沢山たくさん首を振られながら、
集めた出演者は、今年成人式の最年少から
70代の最年長までの11人。
なかなか稽古に人が集まらないなど
苦労をしながら辿り着いた本番。

作・演出の二役を担い、思いは早、次作。
今回これっきりのプロデュース公演、
ではなく、彼女の目指すのは
継続的活動を目指す「劇団」なのである。

演劇祭参加は劇場費及び付帯設備無料。
だからこそのチケット1500円。

次の芝居創りは、そう容易くはない。
が、彼女のバイタリティーがあれば
きっと実現するだろう……。



「一般公募劇団」のトリを飾るのは
スタジオポラーノ『注文の多い料理店』

こちらも関わっています。
14日、14時と17時。
おとな2000円、中学生以下無料。
コメント
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