麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

ROSE at theaterX vol.29

2016年05月02日 | 制作公演関連
制作者として、観ていただきたい芝居の
ストーリーを丸々語るのは憚れるが、
ユダヤ人女性の波瀾の歳月を描く
マーティン・シャーマンの『ROSE』は
宗教的な事柄やユダヤの歴史など
日本人には少々解りづらい戯曲なので、
概要をわかった上での観劇の方が
お奨めだと思うようになった。

前半の粗筋は1/8のブログに記載。
今日は後半を・・・

二人目の夫を亡くしてから3年、
ローズは50歳になり、ビジネスパートナーで
彼女の奔放な半生も見守ってきた
グッドマンと結婚する。その2年後、
ついにローズはイスラエルの土を踏む。
1972年のことだ。
それから10年、3人めの孫も生まれる。

ユダヤ人にとって漸く手にしたはずの
「祖国の地」は戦争が絶えず、
その影響から世代間による軋轢を生む。
例えば、先達が独自に作り出した言語
イディッシュを孫たちは嘲笑うのだ。

話が前後するが、そもそもこの舞台は、
ローズがシヴァを一人で行い、
問わずがたりする中で展開する。
シヴァはユダヤの弔いの儀式だ。

果たして彼女は誰の為に弔うのだろう。

シアターΧ主催
W・ローズ+シアターΧ共同企画『ROSE』

2月から劇場を飛び出し、ロビーを舞台に
より濃密な空間での創造にチャレンジしている。
3月はお休みで、前回の4月1日(金)に続き
5月6日(金)19時が間もなくに迫った。
両国に舞台を移して29回目の舞台だ。

ということは、6月3日(金)19時は、
節目の30ステージとなる。
月に一度のロングランは続く・・・。
チケットは1000円、高校生以下は500円。
コメント
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