
シアター風姿花伝の受付カウンターの
花の隣に、フバッチ氏の煙草を。
(後ろには珈琲の紙コップ)
母国セルビアの煙草だ。
コーヒーも大好きな彼は、
コンビニでの購入も覚えて、
劇場の喫煙所に丸椅子を持っていき
琥珀を片手に煙をくゆらせていた。
そうそう、それを「イス」というのも
獲得して、今朝成田から母国ではなく
北京へと向かって行った。
演劇集団ア・ラ・プラス第14回公演
『ビザール~奇妙な午後』
作/ジェーリコ・フバッチ
翻訳/高橋ブランカ
演出/杉山剛志
は全公演(6/29~7/3)を無事終了。

こちらは千秋楽前日のロビー。
照明の大野さんの誕生日を
ソワレ後にお祝いした。

彼女を含め、この芝居に出た五人
~蔡ヘミ、西村清孝、服部晃大、
松田崇、辻しのぶ~と演出の杉山は、
9月に『かもめ』を引っ提げて
今度はセルビアで公演する。
既にア・ラ・プラスとしては
『バルカンのスパイ』でセルビアの
観客と出会っていて、そのツアーには
杉山、蔡、服部の3人がいた。
頭の写真の、壁に貼られた地図は
ユーゴスラビア連邦共和国。
この国から分かれていった国々があり、
セルビア・モンテネグロ(2003ー06)
を経て、セルビア共和国に。
ユーゴ時代から常に首都だった
ベオグラードがあるセルビア。
『ビザール』もベオグラードが舞台。
同じビルの屋上、16階の部屋、
1階のカフェで繰り広げられる
異なる話がやがて繋がるという……。
あ、今更になったけれど。
タイトルの「ドヴィジェニャ」は
セルビア語の「さよなら」です。
てなわけで。弊ブログ2500本目、
とある理由で休載の間に綴った
姉妹編「敏腕Pの新たな旅立ち」を
含めると3000本目、おしまい。