【京花、夢見月の声を聞く】
二月は短いせいもあるかも知れませんが、
はや、三月になりました。
と、書いて「下書保存」した1日の昼
……から時計の針が進んじゃって、
劇団俳優座LABO公演vol.38
『京時雨濡れ羽双鳥』『花子』の
開幕まで二週間を切ったのである。
12日後が初日
今月の異名はもっとも有名な弥生のほか、
花月(かげつ)、嘉月(かげつ)、暮春(ぼしゅん)
ほか題名に使った夢見月や
建辰月(けんしんづき)など、なんて
悠長にも言っていられない時期となりました。
この数日で新聞取材も二社、来団いただきました。
小道具も稽古場に入りました。
上の写真は、田中千禾夫邸の庭での、古い一枚。
右から、本作品の作家の田中千禾夫、
隣が夫人で作家でもある田中澄江。
劇作家として立って18年のち、
千田是也らに請われて俳優座に籍を置いた
田中千禾夫は以後、座付作家として、
また演出作品も多く発表し、
1995年、享年90歳で天に召されました。
そんな座としても財産たる千禾夫作品ゆえ、
丁寧に丁寧に紡いでいます。
『京時雨~』は俳優座では初めての上演。
『花子』は、千禾夫がまだ俳優座に入る前に書き、
俳優座で初演した作品だ。
2/8弊ブログにも書いたけれど、初代花子は
下村節子(当時。現在は河内節子)さんで、
今回の出演者・河内浩の実の母だ。
河内は花子の父を演じる。
唐突に小道具の写真。
そして、プロモーション映像は、こんなんです。