麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

整理番号25番

2025年03月10日 | 鑑賞

過日、目黒シネマで

『ナイト・オン・ザ・プラネット』

『アット・ザ・ベンチ』を観た。

 

 

自由席のため入場は整理番号順。

入場口前からロビーのドンツキまで、

そこで折り返して列は再びドア方向へ。

両壁に沿って並ぶ椅子で待つ形になり、

ちょうど僕からが立ちになった。

その番号が25。

立って待つ列はトイレに向かい、

4人目がお尻についたところで開場。

 

昨年11月に公開されたばかりの

日本のインディペンデント映画

1991年、米英仏独日による製作の

ジム・ジャームッシュ脚本監督作

の二本立て。

共通項はオムニバスという点だ。

 

奥山由之の製作・監督による

『アット・ザ・ベンチ』は

まるっきりタイトルのまんま

川沿いのベンチで繰り広げられる

エピソード。

広瀬すず、今田美桜、森七菜ら

今をときめく若手俳優が並び、

そのせいか観た回は若者多数。

 

ウィノナ・ライダーや

ロベルト・ベニーニらが

タクシードライバーを演じ、

ロス、パリ、ローマなど5都市の

同日を描いた名作の誉れ高い

『ナイト・オン・ザ・プラネット』を

学生なら1本600円換算で観られ

「タイパ良いじゃん!」

ジャッジしたのだろうか?

駅開業140周年の目黒に集った。

 

 

明治18年日本初の民営鉄道会社

「日本鉄道」の駅として開業。

同39年、国有化により国鉄の駅に。

山手線となったのはその3年後。

目黒蒲田電鉄の駅が開業したのは

大正12年。

そんな年月を積み重ねての5万日超。

目黒駅の階段ラッピングが

わたせせいぞうなのは、

駅すぐに彼の事務所兼ギャラリーが

あるからだろう。

 

 

・・・話が逸れた。ブログの線路の

分岐レバーを戻しましょう。

 

まだ34歳の奥山監督だけれど、

『ナイト・オン〜』は観ているはず。

タイトルエンドのキャストを

緑や青などエピソードごと単色で

クレジットしたのはオマージュだろう。

 

還暦間近ながらおこちゃまな私は、

正直『〜ベンチ』が面白かった。

 

1話と5話のよくある幼馴染ネタを

広瀬、仲野太賀が好演。

生方美久のオーソドックスな中に

巧みにスパイスを効かせたホンが良く、

2〜4話の「個性」をうまくサンドイッチ。

 

戻した途端に、また分岐しちゃうけれど

3話の根本宗子が、作演出を担った

演劇作品を〈過日〉翌日に観た。

それは下北沢。ひさしぶりの本多劇場。

 

2年くらい空いたのか?

支配人の大岩さんが退職されていた。

彼とは……。

今日はこのへんでドアが閉まりま〜す。

 


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