麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

小さなニュース

2021年02月26日 | 身辺雑記

とても小さなニュースを目にした。

誉めらるものではないが、

ほほえましいものでもある記事だった。

 

    

 

20代の車掌が某駅の休憩所で寝過ごし、

出発が9分遅れたというもの。

 

幾つかの感想を覚えた。

 

まず彼は初乗務日だったということ。

ある意味、大物なのかもしれない。

サッカー少年がプロを目指すように

電車を愛するものが運転士や車掌等の

鉄道員を目指すと普通は考える……。

ルーキーがユニフォームを忘れて来る的な、

「デビュー戦での居眠り」にスケールを感じた。

 

遅れたのは9分。

これを本社広報部が「指導を徹底し、

再発防止に努める」と発表するのは

我が国ならではだろう。

数の問題ではないのだけれど、影響は15人。

時間帯は夕方4時半だったらしい。

少し詳しく書くと、15時38分着の乗務後、

休憩室で寝てしまったと……。

初乗務の緊張から解かれたのだろうか。

 

初めに某駅と紹介した。

明治から昭和に鉄鋼で栄えた街だ。

母恋富士、地球岬といった名所も……

ああ、もう地名を言っているようなものだな。

中二の時、北の大地から転入生がきて、

未だ訪れる機会にないが、記憶に刻まれた地。

別にその娘に心奪われたわけではなく、

あ、でも蘭子の親友とは文通はした。

 

「ぶんつう?」・・・実に昭和だ

 

現代ではlineを交換しあうのだろうか?

つまり転校生が前校の同性の友人と、

転入先の異性を繋げる場合に使うツールの話。

 

あの頃は「写真」を交換するまでに

物理的時間に加え、心理的かけひきもあって、

顔を知る前に互いの好きな曲を

テープレコーダーに録音し、交換したりした。

 

小さなニュースの話で始まったけれど、

今日は2.26事件のあった日である。

85年前の日本・・・昭和11年。

高橋是清らが暗殺された。

 

 

昨年11月、だるまさんこと是清の半生を描いた

『火の殉難』は、その事件にもフォーカス。

 

その舞台に出演したなかの四人が、

今稽古中の『雪の中の三人』にも出演する。

それは明日以降詳しく触れる。

 

最後に某駅を蛇足ながら記して終わる。

北海道の室蘭。

アイヌ語「モ・ルエラニ」に由来する。

意味は「小さな下り路」。

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