劇団俳優座は、現在五階稽古場で
『面と向かって』の本番に向け日夜汗している。
先月はカミュの『戒厳令』を五階稽古場で上演した。
カミュは今年一月にも。それは『正義の人びと』。
という流れから。
カミュ『誤解』を観劇。
オフィス再生によるAPOCシアターでの公演。
やはりカミュは魅力的だ。
オフィス再生の公式HPを引き、少しまとめると・・・
『誤解』(1944)は第二次世界大戦中に上演。
本作を境にカミュの思想は
「不条理」から「人間の連帯」へと大きく変化した。
(具体的にいえば)『異邦人』から『ペスト』へと
繋がる作品が『誤解』といえる。
物語は、東欧で実際に起こった「ある事件」から着想。
・・・と。※括弧は筆者の補足。
大きな垂幕に影を投影したり、踊りを劇中に取り入れた
スタイリッシュな演出であった。生で二胡の演奏も。
まだ公演中なので、このくらいにする。
さてカミュといえば、
近年はCOVID-19の影響で『ペスト』が浮かぶけれど、
やはり『異邦人』だ。そして、多くの日本人にとって
異邦人は、久保田早紀・・・と言い切るのは私が昭和だから?
けど、最近は宮本浩次がカバーしたりもしているし…。
と言っておきながら、僕個人としては
♪子供たちが空に向かい両手をひろげ♪
の、1979年のミリオンではなく、
♪いまさらアルバムなんて欲しくはないけれど♪
で始まる、さだまさしの『異邦人』が強い。
久保田版は、カミュとは無関係の一般名詞の異邦人だが、
さだ版は♪太陽がまぶしいから♪で終わる、
まさにカミュを意識した曲になっている。
決して殺人は出てきませんが、
母の死を知り、養老院に向かう冒頭はなぞっていて、
昔の恋人の死を知りアパルトマンを訪れるのだ。
あ、今日も迷い込んだ。
まるで♪洗濯物の万国旗や雨晒しの自転車♪
のある、♪マロニエ通りの奥♪に、、、
本日、私自身は富山県砺波市にて会議。
そこでの議論では迷子にならないようにしたい。
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