劇団俳優座No.348『面と向かって』は一種の法廷劇、ともいえる。
修復的司法と言われる、仲裁人や調停人による、
いわゆる裁判所ではない場所で行われる「司法」。
人間は嘘をつく動物なので、本作でも様々な虚実が語られ、
けれど、そのディスカッションの中で糸は次第に解れていく。
稽古は日々、ディスカッションの活性化に明け暮れている。
人間は、と書いた。自然はウソをつかない。
が、10月も半ばを過ぎてまだ夏の名残り。
と思いきや、急激に秋めいた。
なんだか騙されているような心持ちだ。
さて、瞞という文字から多くの人が連想するのは、
欺瞞(ギマン)でしょう。
他の音読みはバンとモン。
訓は、だまス、あざむク、はジル。
(カタカナは送り仮名)
だから。
今回のブログタイトルは「マンと向かって」で十分なのだが、
中国語の発音は【men】なので「メンと向かって」も成立する。
そうそう。
金券ショップに年賀状が売り出されていて。
個人的には「え、もうそんな時期?」と狐につままれたような
心持ちになったりもした。
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