スポーツ界では先乗りという仕事があって、
自軍が横浜で試合している日に
次の対戦相手のゲームのある長崎に飛び、
情報を収集する役割を担う。
当然、チームが長崎に来る頃には
データだけを残し渡し青森へ飛ぶ、そういう仕事だ。
チェーン展開を試みる企業の新規出店に向けた
リサーチも同様の仕事と言えよう。
と、いう書き出しからの一年の総括を備忘録的に。
二大演劇賞と言われる巨峰のひとつに登ったと
さる17日に書いた
2021年1月の『正義の人びと』では
Uが獅子奮迅の活躍をみせ、
6月『インク』はTが底知れぬ馬力で牽引。
その制作者はともに座から退いた。
戦いのさなかに倒れていく友を悼みながら
進んで行く物語は多いけれど。
個人的には最初に書いた「先乗り」的な
全国各地での上演準備に時間を費やしたので、
東京公演は、力のある制作者にお任せだった。
そうそう「先」の仕事とともに、
夏は巡演の旅制作に着いたのだった。
そういうわけで、『正義~』『インク』に続く
9月の『戒厳令』は、演出・眞鍋の盟友Hが
外部から現場制作に入ってくれ本当に助かった。
今年はそんな一年でした。
本来称えられるべき制作者にかわって、
年明けの紀伊國屋演劇賞の表彰式に出席するけれど。
彼女たちの思いをポケットに忍ばせて行こうと……。
なぞと師走の街を歩いていたら、もう商店会は22年。
寅年ですね
今年も本当にお世話になりました。
来年も・・・って、これはこれで年賀状みたい?!
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