【令和6年度 文化庁
大学における文化芸術推進事業
舞台公演記録のアーカイブ化のための
モデル形成事業 シンポジウム
〈ドーナツ・プロジェクト2024〉
舞台芸術アーカイブの可能性
~劇場の記憶を紡ぐために~】という
正式なタイトルが長一いイベントが
さる12 月 5 日(木)に催された。
18時から早稲田大学国際会議場にて。
先に断っておくと冒頭の一葉は
早稲田大学演劇博物館の外観。
前記シンポジウムの主催団体。
ただ会場は、早大キャンパス内の
通称「えんぱく」こと演劇博物館を
突っ切ってグランド坂を渡った会議場で
その写真は撮り忘れちゃった
さて、企画としては3行目の
「アーカイブ」が肝の二部構成。
舞台芸術アーカイブの担い手を
育成するための連続講座を
3年間連続受講した中から、
「慶応義塾大学アート・センター
土方巽アーカイヴ」の石本華江氏、
俳優の辻村優子氏の二人が
同講座を振り返る発表が第1部。
第2部は、ゲストに平田オリザ氏、
外波山文明氏、宮澤一彦氏、
パネラーとして吉見俊哉氏
(デジタルアーカイブ学会会長・
國學院大學教授)と
梅山いつき氏(近畿大学准教授)で
劇場に関する記録・記憶の保存
及び活用、その展望についての議論。
司会は岡室美奈子氏
(演劇博物館・前館長)
今年閉館した「こまばアゴラ劇場」、
この夏、花園神社での39年に及ぶ
「野外劇」に幕引きした椿組、
2025年4月、更に上を行く70年超の
歴史を閉じる「俳優座劇場」。
エンドマークを迎えたor迎える
「場」を代表した三氏がゲスト。
それはまた、日本演劇の歴史の
各時代を築いてきた〈静かな劇〉
〈アングラ〉〈新劇〉という
代表とも重なっていた。
時系列で言えば・・・
歌舞伎などの旧劇から脱却し、
世界潮流の近代劇を標榜した〈新劇〉。
その運動にアンチを唱えた前衛劇の
〈アングラ〉が1960年代に勃興し、
70〜80年に降到来した小劇場ブームの
勢いの中でも異彩だった〈静かな劇〉。
つまり、〈新劇〉の聖地「俳優座劇場」
制作者の宮澤氏。
〈アングラ〉を象徴する「野外劇」の
椿組を率いる外波山氏。
〈静かな劇〉発信源「こまばアゴラ劇場」
支配人だった平田氏。
・・・という揃い踏み!
ただ余りに濃い顔ぶれに過ぎて、
短い時間でまとまるわけもなく。
けれど
熱い空間が築けれたのは確かだった。
⋯⋯どうしよう、もちっと深く
語るべきか、このくらいで終わるか
とりあえず投稿しちゃお。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます