麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

倉敷と海老名とその他モロモロの話~プロローグ

2005年11月14日 | 東演
“なんと美しい山脈(やまなみ)だろう”・・・
電車が駅を出てすぐに広がった風景が目に焼きついている。美観地区もいいけれど、この雄大な景色には敵わない。車内には釣りの帰りだろう、大きなクーラーボックスをドア脇に置いて眠りほうける男たち…。
瀬戸内の海と中国山脈を抱いた街(まあ倉敷に限らず山陽の都市は概ねそうだが)。

あ、順序が逆でした。この土日(12-13)、倉敷で大きな会議がありました。
「全国演鑑連第32回活動交流集会」
全国各地の演劇鑑賞団体から347名、劇団制作者28名、計375名が演劇を通した・・・なんつーか「明るい未来」とでもいうか、時に厳しく、時に和やかに年齢も、性別も、ふだんの社会的立場も抜きにして、熱く語り合ったのダ!

そんな週末。というわけで、東京に木枯らしが吹いたのは今日の朝のニュースで聞いた。どうりで、随分冬らしくなってきた。

その留守の東京……正確には神奈川県海老名市で、南保大樹が客演した「モノオペラ/尼の泣き水」が上演され、超満員の、早くも再演の声の挙がる大成功の公演だったとの報告が入っています!
直近の電話問合わせを、すべて断ってのステージになったようです。
ご来場いただいた多くの皆様、ありがとうございます。
是非東演にも、感想をお送りください。

なんか話がポンポン飛んでますが、今日は文学座の松本祐子さんを迎えたワークショップがあり、今終わったところ。さらに来秋の企画を、作家を交えて企んだりしなきゃなりません。明日は他劇団からオファーに答え、若い役者をオーデションに連れて行くので・・・
あさって以後・・・そこいらへんをゆっくり語れればいいなあ、と。

今日は、全くの雑記になりました。
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僕の知らない時間

2005年11月11日 | 身辺雑記
昨日はお休みをいただき…ゆっくり過ごしました。

まずペットボトル
(蓋をはずしラベルは剥がして潰したヤツ)と
牛乳パック(同様に洗浄開閉)を
スーパーの回収箱に入れたついでに買物
(?逆か?でも僕の中では回収がメイン)
…で、
当然といえば当然だが沢山の女性が沢山の買物をしていて、
不況不況とは言うけど、日本は豊かだと思った。
                              
勿論、だからと言って現在の政治を容認して
大変なことになるまで「いい世の中だ」と
思い違いをすることはしないつもりだが、
それはまた別の機会に。

いずれにしろ、その時間のスーパーは
僕にはふだん縁のないモノなので新鮮だった。

それから住民票を取りに行ったり、
ズボン(パンツとゆーべき?)を新調したり…
 でもそれらは皆、昼過ぎからで、     
   午前中はワイドショーを見て過ごした。

タイゾー君のことや
警官の殉職のことや書き出すとキリがないから一つだけ…。

一昨日のブログで書いた故本田美奈子さん
(正確には本田美奈子.)の告別式が大きく取り上げられていた。

僕にとってはドンぴしゃのアイドルだが
舞台に転身した後はマスコミには余り露出していなかったので、
取り上げ方の大きさに少し驚いた。
同じ舞台人ながらまるで接点はなく、
ただ「元アイドル」とは呼べない実力がある
という噂はよく耳にしていたし、
今回TVから流れた歌声は確かにそれを証明していた。
まだまだ声質は幼いし、
「天使」だの「欧米のオペラ歌手にもひけをとらない」
などは余りに誉めすぎで、でも、
きっとそれは誰よりも本人が一番知っていて、
だからこそ続けられた努力だったろう…。

僕の知らない時間に彼女がどれほどの努力をしたか・・・
それは、ブレスなしで30秒歌う…あの歌が証明している。
テレビの前ですらしびれた。
本当に大きな損失…それだけは一致する思いだろう。

改めてご冥福をお祈りいたします。

さて。
週末に演劇のとある会合が倉敷である。
大学時代の友人が住んでいるので、会いたいと思っている。
卒業から15年。
結婚式とかで何度かは会っているが、
ここ10年は完全にご無沙汰だ。
それぞれの「知らない時間」を過ごして、
どんなにか変わって、あるいは変わっていないのか…。
彼は中学の教師をやっている。
会えたらいいなあ。


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近藤真彦『挑戦者』

2005年11月09日 | 東演
マッチが7年半ぶりに新曲を出すらしい。
唐突に何事なのか?
   実は、本日その『挑戦者』のプロモーションビデオの
   撮影があった。パラータの稽古場で…。

マッチは来ませんでした。
弊団の森下了太が、「役者を夢見る男」を演じました。
その他、タクシーの運転手さんや料理人など、
本当に「挑戦」している人々をドキュメントタッチで
描くPVらしいです。…どんな仕上がりになるやら。

要チェック願います。

さて。マッチといえば、ジャニーズの新世紀を築いた
功労者の一人です。80年のデビューで、
今年25周年を迎えたのだとか・・・時が経つのは早いなあ。

そうあの頃・・・
松田聖子、田原俊彦のデビューに始まる“アイドル新時代”
…翌年マッチが、81年よっちゃんが続き、
その年の3月末ピンクレディーの解散を大きなターニングポイントに
“花の82年組”~キョンキョン、明菜、優、秀美、ちえみ、
    シブがき隊、三田寛子…さらには伊藤かずえ、つちやかおり、
    企画系ではスターボーなどなど~の登場で絶頂期を迎える!
                             
岩井小百合、わらべ、伊藤麻衣子、大沢逸美
…少々地味だった83年。
岡田有希子、荻野目洋子、少女隊、女優系の菊地桃子、渡辺典子
がデビューした84年。
(そうそうマツケン新夫人=松本友里もこの年デビューしています)

そして、82年と双璧の潤沢なアイドル豊作年・・・
中山美穂、南野陽子、松本典子、芳本美代子、佐野量子、
斉藤由貴、工藤夕貴…さらには森口博子、セイントフォー、
のちにC-C-ガールとなる藤原理恵等々・・・が
85年にデビューするが
         その中に、急逝した本田美奈子もいた。

ご冥福をお祈りいたします。
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稽古、稽古、稽古

2005年11月07日 | 東演
日中演劇交流相互上演2『臨時病室』の公演中も、
土日祝日には、世田谷区民上演グループAの稽古※は
続いていました。基礎練習を終え、
上演作品はシェイクスピアの『夏の夜の夢』に決定!
間もなく、お楽しみ(?)のキャスト発表も・・・
                        
さて。そんな中・・・
気象予報士の森田正光さん主宰のお天気キャスターのみの集団
「お天気や」のゲネプロを見せていただきました
(11/5。15時予定~)

その日の夜と翌日昼夜、たった二日間3ステージ。
しかも売れっ子キャスターが出演ということで全てソールドアウト!!
入口脇からロビーまで、祝い花がズラリと並び・・・
動く花(?)…普段テレビでよく目にする局アナの顔もチラホラ
ほか、あきらかに番組の若いADって顔や
申込みが遅れてチケットが取れなかったのか? 
出演者の身内らしき顔も・・・。

宣材のコピーには「日本初(たぶん世界初)」とあり…
しかも売り上げは全て「スマトラ沖地震」の
義捐金にするという・・・志高い公演でした。

だえれど「志」ではどーにもならないことは多く、
まず「経験」・・・?
予定より約40分遅れて開場となり、階段を降りれば、
客席ドアの前ではまだ舞台美術家が
ブルーシートに余った材料をくるんでいるし
(ちなみに『淨瑠璃の庭』の美術&衣裳の小池嬢)
客席では音響さん(僕とは小劇場の頃からのつきあいの田島くん)が
サウンドチェック中…で、さらに客席で開演を待つことに・・・
 (姿は見なかったが照明は東演の『ドライビング・ミス・デイジー』
  『みんなで渡れば…』でお世話になった松田さんでした)
彼ら舞台のプロの力をもってしても、
これだけ遅れたのだから、
テレビと舞台が似て非なるものってことがよくわかる。
場内にはテレビカメラ数台にスチールも数人、
揃いのTシャツの受付スタッフも合わせると、
計50~60人くらいいただろうか…。

で、内容ははしょりますが、とにかく思ったのは、
稽古がいかに大事かということ。
どんなに華のある方々を揃えても、合わせる時間がなければ
(皆、忙しいから仕方ないのだが)
「芝居」にならない…
という当たり前のことを
まざまざと見せつけられました。

よし!
世田谷区民上演グループは、今年も
そんじょそこらの芝居に負けない作品を創るゾ。
オー
・・・本番は2月17、18日っす。

       ※このブログに何度か登場してますが、
       下北沢演劇祭のプログラムの中の、
       公募による世田谷区民のお芝居のモロモロを
       東演が委託されて行っています。
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臨時病室終幕~感動の幕引き

2005年11月06日 | 東演
先程、10時に巣鴨駅前をバスが出て、
湖北省話劇院は中国・武漢へと帰国の途につきました。

29日来日。歓迎レセプション
30日東演版『臨時病室』観劇
31日仕込み~ゲネ
1日中国大使館表敬訪問
2日~4日公演
5日観光(浅草~お台場等)
本日帰国。
という大変ハードな日程の中、
エネルギッシュに日本を満喫していったのではないでしょうか。

一昨夜、マチネ終了後、バラして…
巣鴨にて打ち上げ。
29日はホテルのレストランでの少々公式な会…
   東演も公演中で、劇団の一部が出席というものでした。
   (僕は高岡へ出張で不参加でした

打ち上げは居酒屋で・・・
若手も含め、ほとんどの劇団員が参加して、
最初は多少カタかったものの、
なんと言っても中国との交流の一番の強みは
“筆談”が可能!という点ですね。

例えば「名前、何?」と書けば、
中国語とはだいぶ離れてるけど、
そのくらいは察して答えてくれ、
さらには「名前、何?」→「什公 名字」*と書いて、
「シェンマミンズ?」と発音も教えてくれる。
とゆーような・・・

*什公の「公」は本当は右のヒゲを取った字
      なのですが日本語にないので無理に使いました。

そうそう。前回の訪中公演の土産(?)とでも言おうか、
東演の全員が覚えて帰ってきた(?)中国語
・・・ニイハオやツァイチエン以外で・・・
「シンクーラ」ってのが公演中から乱発されてました!
日本語の「ごくろうさま」「おつかれさま」の意味で、
漢字にすると「辛苦了」なのだが、
こちらはあまり知られていない(笑)

打ち上げ中盤、湖北の代表の周一鳴さんが
『北国の春』を熱唱したあたりからタガが外れて、
後半は各自デジカメでバシャバシャ記念撮影をする
スゴイ状態になってました。

それぞれの舞台成果の評価も高く、
また相互上演により、日本語版→中国語の順に見るので、
ストーリーがわかり舞台に集中できた。
また日中の、感情表現や演出の違いも明白になった。
などなど企画全体へも「継続」を望む声を多くいただきました。

励みにして、また今日から、頑張っていきたいと思います。
ご来場いただいた皆様には、この場をかりて
改めて感謝いたします。

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演劇は国境を越える

2005年11月03日 | 東演
今日は文化の日。
        ブー
湖北省話劇院の『臨時病室』の
2日目(仲日)を終えました。

予想を上回る反応です!
中国人俳優による上演ですので、
当然舞台上で交わされるのは中国語。
だけれど、観客の反応は字幕を見て、というより、
セリフや動作に即反応しているように
感じられました。

初日は、中国大使館はじめ研究者や学生など
中国語の解る観客が多かったのは確かですが、
その数よりも、大きな笑い声やすすり泣きが
聞こえたのも、また真実・・・
            
演劇が国境を越える…そう思える瞬間です。
我々東演もロシアや中国で経験したことでですが、
客席のリアクションに勝る「交流」はないと強く思います!

湖北省話劇院のキャストスタッフは、
日本への好印象をお土産に帰国することでしょう…。
お土産といえば・・・
初日前日のオフに、秋葉原に繰り出したメンバーの中で
全額キャッシュバックが当たった人が出ました。
その金額、なんと4万円・・・
もー、彼の子々孫々、親日家として生き続けること
間違いなしダ

明日はいよよ千秋楽。
11/1付のブログにも書いたけれど、
今回の「中国現代劇・日中演劇交流相互上演2」は、
これからも長く続く関係の「道の途中」にほかならない。

近いうちに、今度は東演が中国で公演したいと
真剣に準備を進めている。
その際は“観劇ツアー”もご用意する予定でいます。
是非、ご一緒しましょう。

そんな文化の日。
朝の電車でボビー・オロゴンと同じ車両だった。
アフリカ大陸との交流も、そのうち

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悠然

2005年11月01日 | 東演
11月になりました。
霜月というだけあり、随分肌寒くなってきましたネ。

さて。湖北省話劇院は本日仕込み2日目でGPを…
と日本側は考えていましたが、
オフになりました。
昨日中に全ての準備が終わっちゃった模様。

確かに我々も、その日に会場入りして、その夜には
幕を開け、バラシて次の公演地へ移動・・・
ってペースで全国を巡演しているわけで。

彼らも『臨時病室』で中国を回っていたし、
何より舞台美術もシンプル・・・。
まあ、ただ慣れない日本だし、一応余裕をみて
2日取ったのだけれど、にしても、
まるまる一日オフになるとは・・・
                    
いんやあ~、流石チュウゴクだ!
なんかセコセコしてないよな・・・。
国の広さか? 歴史か?
・・・勿論、二国間には解決しなきゃいけない問題が
現在進行形であるのだけれど、まずは我々の出来ることを。
具体的には、目の前のこの公演を。
そして、98年から続いてきた中国との交流を、
さらに深く広くしていきたい
東演の方向性のひとつだ。
オフのおかげで、
     ここんとこバタバタだったのがヒョイと
     緩めな一日になり…なんだか
     ぼんやりしたブログで失礼。
てなわけで、明日は湖北省話劇院の初日だよ
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