麒麟琳記〜敏腕Pの日々のつぶやき改題

還暦手前の身の回りのこまごま。
スポーツや映画演劇など。

だんそん~新劇交流プロジェクトⅡのはち

2022年06月03日 | 制作公演関連

男尊女卑。

まだ根強いような、でも随分駆逐されたような

その「だんそん」ではなく、新劇交流プロジェクトⅡ

『美しきものの伝説』に登場する「暖村」。

賢明な読者にはお判りのとおり、

社会主義者・荒畑寒村をモデルにした人物。

明治・大正・昭和を駆け抜け、93歳の大往生。

 

その間に、若き頃に堺利彦・幸徳秋水、

結婚後に田中正造らと出会い、影響を受け、

1912年、大杉栄と『近代思想』創刊。

大杉は5/27付弊ブログで紹介した「クロポトキン」、

堺に関しては、次の回で取り上げる予定である。

 

 

さて『美しきものの~』の時代は男尊女卑が

まだ根強い時代で、そこに光を穿つ人物が多く出てくる。

稽古場では、それが立体化する日々。

 

丁度一週間ぶりの「新劇交流~」の記事となったが、

その間にチケットは飛ぶように売れて、

残すは23木、24金(いずれも夜の回)のみ。

かつ、僅少! 嬉しい悲鳴です。

110年前の日本。

しかし十二分に「今」に連なる舞台に期待が大きいのだろう。

 

 

写真は、東演からの帰り道、酒屋の店頭。

個性豊かなアルコールの缶に、110年前の日本に生きた

劇中の「個性豊かな」人物を重ねて・・・

コメント
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