世界同時株安だと政治家連中は大騒ぎして、日銀に金利を下げるように圧力をかけるという。
これは漫画のような話で、自分達が株をやっており、連日の株安で大損しているから顔付きが強張っている。日本は世界でも信じられないほどの低金利なのだが、これ以上どうやって下げろというのか。
株安の原因はサブプライムなどというインチキ商品を買った銀行・証券会社が悪いわけで、少し冷静に考えてみれば、10%以上の金利の住宅ローンを低所得者にジャブジャブ貸し付けて不良債権化しないわけがない。
しかも、その資金は0金利同然のジャパンマネーを日本から引き出し、それをアメリカでばらまいた訳だから、日本という国は「おめでたい」。
アメリカのシティを始めとして大手金融機関は資金ショートを引き起こし、中東のオイルダラーを年利15%の高利で、今のところ数兆円も借りたくらいだから、株に当てていた資金を引き揚げるか、株損の引き当てにせざるを得ないのが実情だ。
我が福田総理は、総理のリーダーシップの欠如が日本株安の原因ではないかと問われて、一瞬顔を引きつらせ、そう言うお方の顔を拝見したいと目を青くして気色ばんだが、案外、的を射ていたからではないのか。
さて、今の日本が抱える最大の問題は、公式発表で850兆円、実際には1100兆円という世界最大の財政赤字に陥っているということだ。平たく言えば大借金である。
借金には金利がつく。それが毎秒100万円単位の利息を生みながら、日本の財政に暗い影を落としている。
もはや、財務省・金融庁の財政舵取りでは日本は国家破産という最悪の結果が待っている。
現在、日本が生きながらえているのは、83兆円の年間予算の25%に相当する20兆円もの金を借金の利息払いに払っているからだ。
自転車操業と言ってさしつかえない。
この大借金に根本的なメスを入れないと日本は大変なことになる。
小泉さんはこれで逃げてしまった。官僚は無責任論で臭い物にはフタをするだけだ。
昨年の企業の倒産件数は遂に1万件を超えた。これは2001年の5200件と比較すると倍以上になる。
サラリーマンの賃金が上がらない、中小企業の大部分はボーナスが出ない状況が続いているために、可処分所得がマイナスになっており、ほとんどの人が景気の良さを実感できない。政府が戦後最長の好景気だと喧伝するが、それは大企業だけが一人勝ちで儲かっており、その収益は中小企業の犠牲の上に乗っかっていると言っても過言ではない。
次に、ガソリンの暫定税25円をどうする、こうすると賑やかだが、色々な意見や議論を聞いても肝心の点が指摘されないのは、何か奇異な感じがする。
印象深いのは、ことガソリン税と自動車道路特定財源の話になると自民党の顔つきが凄みを帯びてガラッと変わる。
なぜなら、ガソリン税25円というのは政治家の利権そのものだからだ。
ガソリンを安くしても、自動車ドライバーからの政治献金は見込めないが、2兆6千億円の税収を土木建設会社に回せば、それに見合う2~3%の政治献金と言う名のカネが政治家の懐に入って来るから、これは顔色が変わっても死守しなければならない。
政治家と官製談合から抜け出せない官僚の千両箱である利権構造は、例え血しぶきが飛んでも、国民生活向上のためにという甘言を弄し外側は綺麗に飾り立てても、その実、自分のカネ勘定に目の色が変わるというのが本当のところだ。
(ムラマサ、蒼く冴える)
これは漫画のような話で、自分達が株をやっており、連日の株安で大損しているから顔付きが強張っている。日本は世界でも信じられないほどの低金利なのだが、これ以上どうやって下げろというのか。
株安の原因はサブプライムなどというインチキ商品を買った銀行・証券会社が悪いわけで、少し冷静に考えてみれば、10%以上の金利の住宅ローンを低所得者にジャブジャブ貸し付けて不良債権化しないわけがない。
しかも、その資金は0金利同然のジャパンマネーを日本から引き出し、それをアメリカでばらまいた訳だから、日本という国は「おめでたい」。
アメリカのシティを始めとして大手金融機関は資金ショートを引き起こし、中東のオイルダラーを年利15%の高利で、今のところ数兆円も借りたくらいだから、株に当てていた資金を引き揚げるか、株損の引き当てにせざるを得ないのが実情だ。
我が福田総理は、総理のリーダーシップの欠如が日本株安の原因ではないかと問われて、一瞬顔を引きつらせ、そう言うお方の顔を拝見したいと目を青くして気色ばんだが、案外、的を射ていたからではないのか。
さて、今の日本が抱える最大の問題は、公式発表で850兆円、実際には1100兆円という世界最大の財政赤字に陥っているということだ。平たく言えば大借金である。
借金には金利がつく。それが毎秒100万円単位の利息を生みながら、日本の財政に暗い影を落としている。
もはや、財務省・金融庁の財政舵取りでは日本は国家破産という最悪の結果が待っている。
現在、日本が生きながらえているのは、83兆円の年間予算の25%に相当する20兆円もの金を借金の利息払いに払っているからだ。
自転車操業と言ってさしつかえない。
この大借金に根本的なメスを入れないと日本は大変なことになる。
小泉さんはこれで逃げてしまった。官僚は無責任論で臭い物にはフタをするだけだ。
昨年の企業の倒産件数は遂に1万件を超えた。これは2001年の5200件と比較すると倍以上になる。
サラリーマンの賃金が上がらない、中小企業の大部分はボーナスが出ない状況が続いているために、可処分所得がマイナスになっており、ほとんどの人が景気の良さを実感できない。政府が戦後最長の好景気だと喧伝するが、それは大企業だけが一人勝ちで儲かっており、その収益は中小企業の犠牲の上に乗っかっていると言っても過言ではない。
次に、ガソリンの暫定税25円をどうする、こうすると賑やかだが、色々な意見や議論を聞いても肝心の点が指摘されないのは、何か奇異な感じがする。
印象深いのは、ことガソリン税と自動車道路特定財源の話になると自民党の顔つきが凄みを帯びてガラッと変わる。
なぜなら、ガソリン税25円というのは政治家の利権そのものだからだ。
ガソリンを安くしても、自動車ドライバーからの政治献金は見込めないが、2兆6千億円の税収を土木建設会社に回せば、それに見合う2~3%の政治献金と言う名のカネが政治家の懐に入って来るから、これは顔色が変わっても死守しなければならない。
政治家と官製談合から抜け出せない官僚の千両箱である利権構造は、例え血しぶきが飛んでも、国民生活向上のためにという甘言を弄し外側は綺麗に飾り立てても、その実、自分のカネ勘定に目の色が変わるというのが本当のところだ。
(ムラマサ、蒼く冴える)