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平岩弓枝著 「五人女捕物くらべ」(上)(下)

2023年12月04日 11時37分54秒 | 読書記

図書館から借りていた、平岩弓枝著 「五人女捕物くらべ」(上)(下) (講談社)を、読み終えた。

 

             

▢目次
(上)「太公望のおせん」「琉球屋おまん」「七化けおさん」「猫姫おなつ」「花和尚お七」
(下)「遊女殺し―太公望のおせん」「雪の夜ばなし―七化けおさん」「江戸の毒蛇―琉球屋おまん」「文殊院の僧―花和尚お七」「まんだらげ―猫姫おなつ」

▢主な登場人物
太公望おせん(神田明神下に住む釣り好きの講武所芸者、垂水屋おせん)
琉球屋おまん(日本橋本町の舶来物屋を切り盛りする19歳の女主人、びっくり小町)
七化けおさん(両国の芝居小屋の女役者一座の花形、早変わりで人気の吾妻三之丞)
猫姫おなつ(目黒の猫屋敷の姫様)
花和尚お七(本所押上春慶寺の尼僧、住職真円の養女)
本多忠吉郎(お玉ケ池の千葉周作道場に通い、剣の腕がたち、どことなく品のいい青年武士。ある時から岡っ引き小平次の家の居候になっているが、素性が伏せられ、下っ引きのぽん太には最後の最後まで、何者なのかが分からず不思議がられる。最終章で、その素性が明かされる)
仏の小平次(神田連雀町の岡っ引き)
狸のぽん太(桶屋の勘太、小平次の下っ引き)
春山勝三郎(町奉行与力)
長次郎(おなつの兄、四季家嫡男)
隠居猫、おとら、おくろ、やみよ、桃太郎、尾花丸、野分、山嵐、
真円(春慶寺住職)
伝左衛門(琉球屋の隠居、おまんの父親)
斎藤吉右衛門(関東郡代)、斎藤吉太郎、斎藤吉次郎、
小田切土佐守直年(北町奉行)、房江、花江、
本多大隅守政房(大御番、三番組頭)

おせん、おまん、おさん、お七、おなつ、個性豊かな江戸の女性5人と、なんともいわくありげな青年武士忠吉郎と、岡っ引き小平次、下っ引きぽん太等が、次々発生する事件の真相を探り、謎を解いていくという、平岩弓枝の捕物帳シリーズ、1話完結、連作短編時代小説である。
なんとなく、忠吉郎のイメージが、「御宿かわせみシリーズ」の神林東吾や、「はやぶさ新八御用帳シリーズ」の隼新八郎等と 重なってしまったが・・・。
最後の最後で、忠吉郎の素性が明らかにされ、「なるほど・・・」という作りになっている。


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