当地の新型コロナウイルス新規感染者確認数は、ひと頃に比べればかなり減少しているようだが、下止まり状態が続いており、収束の兆しとはとても言えない状況。「緊急事態宣言」、予定通り 6月20日で解除されるのだろうか?。自治体からは、引き続き、不要不急の外出自粛が強く求められているが、巷の様子を眺める限り、かなり緩みが生じており、またまたリバウンドに繋がるのではないか心配されるところだ。
「緊急事態宣言」発出に伴って、完全に休館、休園していた施設や公園も、一部制約を設けながらも再開し始めているし、人の流れも「緊急事態宣言」下とも思えなくなってきている。利用している図書館も、館内の一部利用制約付きながら、ほぼ平常通リ利用出来るようになっており、先日、久し振りに入館、数冊借りてきた。その内の1冊、平岩弓枝著 「新・御宿かわせみシリーズ」第6弾目の作品、「お伊勢まいり」(文藝春秋)を読み終えたところだ。
読んでも読んでも、そのそばから忘れてしまう爺さん、読んだことの有る本を、うっかりまた借りてくるような失態を繰り返さないためにも その都度、備忘録としてブログに書き留め置くことにしている。
新・御宿かわせみ(6)
「お伊勢まいり」
これまでの「御宿かわせみシリーズ」(全34巻)、「新・御宿かわせみシリーズ」(5巻)の各巻は 連作短編構成になっているが、本書は、シリーズ通算40巻目にして初めて、長編小説の形式になっている。
(目次)
発端
展開
終幕
東京が江戸と呼ばれていた頃から続いている大川端の旅館「かわせみ」が 春の2回の大嵐で屋根瓦が吹き飛ぶ等惨憺たる被害に遭い、休業を余儀なくされた。そんな折に、女主人るいが、幕末に非業の死をとげた畝源三郎の妻、千絵から「お伊勢まいり」に誘われるところから物語が始まっている。明治の世になってまもなくの頃、まだ新橋~横浜間にやっと陸蒸気が走った時代。目的地 伊勢までは、東海道を箱根を越え、富士川、天竜川を渡り、宮から桑名へは海路、大変な旅である。日本橋界隈の旦那衆が参集した講に、るい、お吉、長助が加わる形の一行は、品川に集合し、ツアーガイドとも言える世話人(御師)岡本吉太夫の先導で出発するが、慣れない旅、道中、次々と起きる怪事件、さながら、旧作の江戸時代の「御宿かわせみシリーズ」に戻ったような錯覚され覚える作品になっている。(当然、東吾や源三郎が登場しない訳で、もどかしさを感じながら)。そして 一行がようやく伊勢松坂に到着、采女屋に草鞋を脱いだが、思いも寄らない展開が待ち受けていた。るいが、、、、千絵が・・・、イギリスに留学中のはずの麻太郎が、、、、、長助が・・・、仙五郎、宗太郎までが・・・、
かなり強引なストーリー設定?・・・を感じながらも、
るい、千絵が主役とも言える「お伊勢まいり」の巻。良かった、良かった・・で終わっている。
(つづく)
テレビで観ていた時には、初代が真野響子さんで
二代目が高島礼子さんでしたが、脇役でげんなりして…橋之助も嫌いだった。
NHKのDVDで纏めて発売されています。
高いんです!
原作も、明治編になってからは、期待外れの感もあって一度読んだらそれっきり。
作者の年を思えば最終巻は近い?
コメントいただき有難うございます。
読書が好きな人が羨ましい。ときどき衝動的に話題作を買っても積読。夫は認知症らしい傾向が始まっても読書はやめない。人間が退化していく様を日々見ているとつらいものがあります。合わせて自分もどんどん壊れて生きつつある。
それにするとたけじいさんはまだまだ、野良仕事に読書、ブログも多岐にわたりいつもすごいなー。とコメントもしませんが、今はコメントすら、いろんな方に失礼しています。今日はとてもやる気0状態だから、ふと書きたくなった。自分のブログを見ると「まあ元気なおばあちゃんだ事」を思われるような日なのに・・・。
ああ何とおかしな人間でしょうね。
夕飯たので体力的には回復しているのに、心が落ち込んでしまっている。
さて川柳でも少し手掛けましょう。
体力が有る方ではないのですが、やたら手を出して、どれもこれも中途半端、ひとつのことを究めようとしない性分。このまま行くしかないと 観念しているんです。チトセさんこそ、徹底的に自己管理され、365日を過ごされておられ、我らのお手本、とは言っても、健康第一、頑張り過ぎないように、頑張りましょう。
コメントいただき有難うございます。