普段よく見聞きしている言葉の中にも、あまりよく分かっていない言葉が、結構有るものだ。よく分かっていなくても、ブログ等に平気で書き込んだりし、時々、「もしかして、その使い方、間違ってない?」・・・等と自問することも有る。
日頃、漢字パズル?、漢字クイズ?等に没頭している妻の座右には、「国語辞典」「漢和辞典」「日本語に強くなる本」「四字熟語辞典」「役に立つ・故事・ことわざ・慣用句・辞典」等々が、積まれていて、たまには、チラ見して、確認することも有るが、いい加減に使っている方が圧倒的に多く、恥を晒しているのかも知れないと思っている。
先日、読んだ時代小説の中で目に止まった言葉、「鎬を削る」(しのぎをけずる)」もそのひとつ。
「お互いに激しく争うこと」を例える場合等に使われる慣用句であるが、
では、「鎬」とは 何?。
今更になって、「鎬を削る」を、調べてみると
「鎬(しのぎ)」とは、刀身の刃と峰との間で、鍔元から切っ先まで小高く稜線を形成している部分のことで、「鎬を削る」とは、元々、お互いに、刀の鎬を削る程、刀をぶつけ合い、激しく斬り合うことを言った言葉だった。
「へー!、そうだったの」・・・、
目から鱗・・・、である。
「鎬(しのぎ)」
(ネットから拝借画像)
「鎬を削る」を使った例文
「彼らは、敵味方に分かれて、鎬を削ることになった」
「三強が鎬を削っており、どのチームが優勝してもおかしくない」
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