普段よく見聞きしている言葉の中にも、あまりよく分かっていない言葉が、結構有るものだ。よく分かっていなくても、ブログ等に平気で書き込んだりし、時々、「もしかして、その使い方、間違ってない?」・・・等と自問することも有る。
日頃、漢字パズル?、漢字クイズ?等に没頭している妻の座右には、「国語辞典」「漢和辞典」「日本語に強くなる本」「四字熟語辞典」「役に立つ・故事・ことわざ・慣用句・辞典」等々が、積まれていて、たまには、チラ見、確認することも有るが、いい加減に使っている方が圧倒的に多く、恥を晒しているのかも知れないと思っている。
先日、読んだ時代小説の中で目に止まった言葉、「牛耳る(ぎゅうじる)」もそのひとつ。
「団体、集団、党派等、組織の指導者や首領になって、思いのままに動かす、支配する」といった意味合いの慣用句であるが、
では、いったい、何故、牛の耳?・・・。
今更になって、「牛耳る」の語源、由来等について調べてみると
「牛耳る」は、中国の「春秋左氏伝(しゅんじゅうさしでん)」の故事、「牛耳を執る(ぎゅうじをとる)」の「牛耳」が、動詞化させたものだそうだ。
「牛耳を執る」とは、中国の春秋戦国時代、諸侯が同盟の誓いを立てる際、牛の耳を裂いて、皆がその血をすすり合い誓いの証としていたが、その牛の耳を裂く役目は、その集まりのリーダー(盟主)だったことから、牛の耳を執る=権力者、同盟の盟主になることを意味した言葉だったのだそうだ。転じて、組織などを思いのままに動かす立場になることを、「牛耳る」と言うようになったのだという。
「へー!、そうだったの」・・・、
目から鱗・・・、である。
(ネットから拝借イラスト)
「牛耳る」「牛耳られる」を使用して例文
「彼は、長年に渡って国の政治を牛耳ってきた」
「あの大手ゼネコンが、建設市場を牛耳っている」
「あいつあ、女房に、牛耳られているからな」
昔ってほんと恐ろしいです🐻🌀(まあそこまでしたら信頼し合える絆が・・ということでしょうか・・)
シャコバサボテン好きです💛
私も、妻に牛耳られて?おりますが・・・。
花が少ないこの時期、シャコバサボテンは、有難い存在の花のひとつですね。
コメントいただき有難うございます。