毎年この時期になると必ず聴きたくなる曲の一つに「見上げてごらん夜の星を」が有る。これまでも、ブログに何度も書き込んでいるが、今年も・・・。
今更になってネットで調べてみると、
坂本九の代表曲として知られている、永六輔作詞、いずみたく作曲の「見上げてごらん夜の星を」、元々は、1960年(昭和35年)初演の和製ミュージカル「見上げてごらん夜の星を」の劇中主題歌で、最初伊藤素道とリリオ・リズム・エアーズが歌っていた曲だったのだそうだ。1963年(昭和38年)に、坂本九がカバー、リリースしたところ、大ヒット、第5回日本レコード大賞を受賞、その後数多のアーティストにカバーされている曲で、「日本の歌百選」にもなっているようだ。
ミュージカル「見上げてごらん夜の星を」は、戦後の高度経済成長期、多くの若者が「金の卵」等と呼ばれ、地方から大都市に集団就職していた時代を背景にしたストーリーだったのだそうで、主人公は、昼間は企業で働き、夜は定時制高校に通う苦学生。当時の若者の喜び、悲しみ、苦しみ、悩み・・・、歌詞やメロディーにその哀感が込められている感じがする。
現代に至っても、ふっと夜空を仰ぎ見る時、この曲が思い浮かび、しみじみと昭和のあの頃に思いを馳せてしまうのである。
スチール・ギター演奏の「見上げてごらん夜の星を」 (YouTubeから共有)