古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

映画を書く 日本映画の原風景 片岡義男 その2

2024-11-22 01:00:11 | 本の紹介

今回は「東京ラプソディ」1936年(昭和十一年)

 

を見てゆこう。

 

舞台は銀座、若い女性の足で有楽町の駅から小走りに

 

三分ほどのところに若原クリーニングがある。

 

そのクリーニング店の子供で働いているのが藤山一郎

 

扮する一郎という青年だ。クリーニング屋の向かい側の

 

煙草屋の看板娘が一郎の恋人のような存在だ。

 

その子はハト子といい、友人のマキという女性とお茶の水

 

の近くのダン・アパートメント・ハウスで都会の独身

 

生活を送っている、という設定で、この本編のエッセイ

 

では細々としたストーリー展開が語られてゆく。

 

一郎は歌手になり、いろいろ込み合った男と女の

 

もつれ、キビなどが描写されてゆく。随分と都会的な

 

映画であると云う印象だった。

 

(読了日 2024年11・2(土)13:12)

                (鶴岡 卓哉)

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