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古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

人でなしの恋、恐怖王    江戸川乱歩

2015-10-31 12:47:56 | 小説の紹介
人でなしの恋、恐怖王……江戸川乱歩。



人でなしの恋、は三十二歳、1926年の時の作品




乱歩さんが恐怖と語る、人形への愛を描いたもの。





人形を毀してしまうと、旦那になった人はとうとう





……という。




恐怖王は、三十七歳、1931年の時の作品。



「気の抜けた文章」、「中途半端」と酷評だった。



恐怖王という快人物が次々に、事件を起こしていき、




蘭堂という作家がなぞ解きをするはずなんだけど、まっ



たく謎を解かない……ずるずると展開していき、な




し崩しに犯人が分かってしまう、というなんとも




乱歩さんでもこういうへまをやった作品というのが



あるのだな、といまではちょっと笑ってしまう感じ



になる作品です。



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