古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

地球どこでも不思議旅    椎名誠

2019-09-16 08:10:13 | 本の紹介
集英社文庫    昭和57年


第Ⅰ部的なメキシコへのルチャ・リブレを見て回るって旅は読んでいて楽しかった。


でも、二部三部へと日本の京都を旅して、クサしたり、中国へ旅したリっていうのは


大しておもしろくなかった。


椎名さんはよく毒を吐くが、あれは、ボクは好きじゃあない。それがいいところ、といえば


いえないでしょうね。人が人を毒づくのを読んで、決して、楽しい気分になんてならないよ。



それに、椎名さんてすごく女々しいんだよね。男っぽさの裏返しなのか、その女々しさがたくさん


の本を書かせたんだろうなあ、と思うんだけど。


作家は女々しいとなにかでご本人も言っておられたが、そうしない描き方だってあるはずだ、と


ボクは思うんだよね。まあ、開高さんみたいなね。


文学のススメってラジオ番組をネットで聞いたんだけど、それは、なんか楽しかったですね。


再生回数が数百とさみしかったですが………………合掌。


                              (鶴岡 卓哉)
コメント
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