角川文庫 1984年
36年も前のものを読んで果たしてボクの感性は古くならないのだろうか。
うらしま太郎的老いというものになりはしないか、とふと思うのであるが、
ぜーんぜんこの本は古くないのである、と言い切ってしまおう、ホントか?
雑誌評も、2年にわたってされているが、懐かしいものばかりだ。FOCUS
とか太陽とか。
ボクは古いものが好きという一面も作用しているのか、とも思うのだが。
古いもの、こと、というものに凄く惹かれる、かといって歴史物までいっち
ゃうと興味は失われていく。
たぶん、人間がアナログにできているのだろう。YOUーTUBEでblackpink
のPVを見つつ、たまに、じぶんに違和感というか、いいのか? これで?
的に思ってしまう自分がいる。
ボクらもいつか歳をとり、人生を振り返るだろうときに、少しはむははは的な
笑いができるように人生を歩んでいきたいものである......合掌。
(鶴岡卓哉)