古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

いまこの人が好きだ!      椎名誠

2020-03-11 17:26:16 | 本の紹介
新潮文庫    81年~82年

もうこの本に出ている人の全部が引退か死んでいるだろう、で

もいいのだ。

ボクは思うんだけど、生きたことで、今現在のボクらに何らかの

影響を与え、いま、ボクが生きていることで、過去に生きた人たち

にさえ影響を与えているのかもしれん、ということだ。

ボクらは名にも考えないでは生きられない。しかし、根本の部分

ではなーんにも考えていないとも言える。でも、考えていようと

考えていまいと、誰かにどこかで影響を与えているのだ。

四十代の人にとってドラえもんと言えば大山のぶ代だ。あの

どこからだしとんねん、という声がなんともドラえもんのふしぎ

さを演出していた。

インタビューに逃げないで、文章で勝負しているというのも、

この本の拍手パチパチな部分だ。

山下洋輔さんのシーナ化した解説を読んで、そーだ、そーなのだ、

とはげしくうなづいたのだった......合掌。


コメント
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