角川文庫 2016年
あやしい探検隊シリーズ、最新作にしてファイナル。
ニワトリのいる家で20人越えの合宿した模様を描いている。
シーナさんはよわい70を越えて、いまだ青春まっさかり、そ
れでも、探検隊はこれでおわり。
うーん、なんにでもおわりはあるよな、と思いつつ、怪しい雑魚
釣り隊にひきつがれてゆくのか、と思うと、エンドレスなのか、と
ちょっとワクワク的な。
僕がおとなになって、いっぱいで寝たのは十数年前、アパートに
住んでいた時に、その当時、17歳の青年らと雑魚寝して、上に
人に怒鳴り込まれたことがあるくらいである。うーん、あの時は
怖かったなあ。
それにしても、関係はあまりないのだが、坂本龍一教授のスゴさ、
読みながらかけていたのだが、アクの抜けた泉ピン子でさえ、
ドラマティックにみえてきたのであった、チーン、合掌。
(鶴岡卓哉)