「壊れかた指南」所収。
テーマはタヌキといじめである。四男坊が、いじめっ子たちに
いじめられている残飯をもらっている家庭の坊ちゃんの代わりに
学校に行く。タヌキの子供たちは次々に血ダルマにされてゆく。
初め、マラソン大会でコケて、大けがをしたっていうことだった
のだが、実態はいじめだった。
狸吉郎(父親)が校長に化けたり、これは昔話を現代風にアレンジ
してあるのかな、と思ったのだけれど、最後の最後でこれが全員タ
ヌキであることが告げられる。いったいどういうことであろうか。
よくわからない。少なくとも、ぼくにはどういうことだか全くと言っ
ていいほどわからない。うーん、考えてもムリそうである。……合掌。