古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

椿の花が咲いていた。    椎名誠

2022-05-22 14:19:04 | 小説の紹介

文藝春秋   1993年

 

これぞ私小説って感じの話だ。熱海に行って、旅館になんやら

 

本を売りつけるセールスの仕事に就いて、そのことが描かれる。

 

かったるい感じがうまくでている。同僚の宮脇という男を堤防

 

で昼寝しているのを見つけて、帰りに、その男が、旅館の女将と

 

一発やった、というウソを吐く話で、唐突にこの短編は終わって

 

しまう。けど、この短編を読むと、シーナ氏はなにを書かせても

 

シーナ氏なのだな、という気がする。

 

コメント
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