ハヤカワ文庫 SFマガジン2006年4月号
彩瑛という女子大生が公募で宇宙へ行く企画に、
凧の要領で行く案で応募し、それが実現してい
く。本当に凧で成層圏に行けるのだろうか、と
ふと疑問にも思う。空気が薄すぎ、風もあるのか?
と思って読みすすめると、ヘルメットにひびが
入ったと思ったら、蜘蛛の糸だった。蜘蛛が高度
80キロにいるのだ。
ぼくは星と星とを渡り歩いたるする話が、割りと
SFでは好きなのだが、こういう手合いもあるのか
とSFの奥の深さを知った。これは、この短編集の
トリだった。この短編集、収穫だったな。抱介氏
なんて、ちっとも知らなかった。SF好きとしては
こういう人にもっと知名度をあげていって頂きたい
と思う。
(読了日 2023年5・18(木)5:37)
(鶴岡 卓哉)
彩瑛という女子大生が公募で宇宙へ行く企画に、
凧の要領で行く案で応募し、それが実現してい
く。本当に凧で成層圏に行けるのだろうか、と
ふと疑問にも思う。空気が薄すぎ、風もあるのか?
と思って読みすすめると、ヘルメットにひびが
入ったと思ったら、蜘蛛の糸だった。蜘蛛が高度
80キロにいるのだ。
ぼくは星と星とを渡り歩いたるする話が、割りと
SFでは好きなのだが、こういう手合いもあるのか
とSFの奥の深さを知った。これは、この短編集の
トリだった。この短編集、収穫だったな。抱介氏
なんて、ちっとも知らなかった。SF好きとしては
こういう人にもっと知名度をあげていって頂きたい
と思う。
(読了日 2023年5・18(木)5:37)
(鶴岡 卓哉)