高橋義孝・訳 新潮社 1903年
こう読んでみると、作家の書くレベル、
人々の読むレベルというものは、最近は
とみに落ちているのではないか、と思う。
いや、むずかしくって、ぼくのような者に
はなにいってんのか、ちょっとわかんない、
といいたくなってくる。が、読むには読んだが
内容に関しては芸術家クレーゲルがどう思い、
どう考えたかを追っているとしかわからない。
女の子とどうかしたらしいが、その気持ちも
くみとってあげられなかった。とても繊細で
傷つきやすいクレーゲルくんのことについて
文章は良かったが、よくはわからなっかたん
だよね、残念なことに、チーン。