古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

螢川   宮本輝

2024-01-12 04:28:59 | 小説の紹介
角川文庫  昭和52年

第七十八回芥川賞受賞▽手法としては、とても

昔からある方法なのだろうな、40年ぶりの再読

だが、男の子のなにするのを風呂場でやれ、という

ところは覚えていた。もちろん、その頃、ぼくも

なにしていたので、なには風呂でするのか、と思った。

あと、覚えていたのは、乳首が硬くなってきた、とい

うところ。ラストも読んでいるうちに思い出してきた。

とても、印象的な蛍の乱舞する様が、そのとき、天才

だった男の手によって描写されていく。

ぼくはどっちかっていうと、泥の川の方がより好み

だったけどね、けど、ほぼ一気読みだったので、

なにか魅了するようなところのある文章だったように

思う。兎に角、この螢川と題された本はマスターピース

となり得るだろう。伝説的な短編であることは間違いな

いことのようだ

(読了日 2023年11・30(木)21:32)







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