新潮文庫 2008年。
人妻の切ない恋愛小説というと、きこえはいいかもしれない
が、ダンナとやりまくっていて、恋もあったもんでもないだ
ろうが……と思うが。
いろいろな要素、しずかおばあさん、本土さん、その愛人、そ
して、島に単身やってきたセイの気になるお相手石和と、それら
が、複雑な交響楽さながらに奏でられていく。まあ、ありていに
言えば、テーマはセックス、ということになろうが、大人な読み物
であることは違いない。どろどろした関係性、心のありように、
ボクはたじろいだ。おれっちは恋愛小説はおろか、恋愛とかダメなん
だよねえ、人の粘膜とかムリだし、ということを忘れておったわ
けです。
人妻の切ない恋愛小説というと、きこえはいいかもしれない
が、ダンナとやりまくっていて、恋もあったもんでもないだ
ろうが……と思うが。
いろいろな要素、しずかおばあさん、本土さん、その愛人、そ
して、島に単身やってきたセイの気になるお相手石和と、それら
が、複雑な交響楽さながらに奏でられていく。まあ、ありていに
言えば、テーマはセックス、ということになろうが、大人な読み物
であることは違いない。どろどろした関係性、心のありように、
ボクはたじろいだ。おれっちは恋愛小説はおろか、恋愛とかダメなん
だよねえ、人の粘膜とかムリだし、ということを忘れておったわ
けです。