古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

わたしの流儀 吉村昭

2024-10-13 22:34:56 | 本の紹介

新潮文庫  平成10年

 

吉村氏はすこぶる常識人であり、道理の分かる人だ。

 

始めエッセイとしてはどうかとも思ったが、リアリ

 

ストはリアリストとしての面白さがある。

 

帯にもあるが、男の品格、ということなのだろう。

 

本を読まない人が60数パーセントもいるという。

 

ぼくは文学をやっているし、読書家であると、自認

 

しているのだが、こんな面白いことをぼくだけが

 

楽しんでいいのだろうか、と思う。いや、いいのだ。

 

思う存分、楽しむがよい、と自分に言ってあげようで

 

はないか。

 

吉村氏は酒豪だったそうで、毎晩飲んでいたらしい。

 

父上を17、8歳の時に亡くし、53歳だったそうだ。

 

その当時の寿命だ、と言うが、ぼくなんて、あと1年

 

しかないのですが。よく警察官とかに間違われ、近所

 

の八百屋の主人だと思われていたこともあるし、養豚

 

業者だと思われていたこともあったらしい。

 

昭氏は2006年に亡くなっていて、奥さんは作家の

 

津村節子女史で、96歳でご存命ナウだそうだ。

 

(読了日 2024年9・17(火)21:30)

                (鶴岡 卓哉)


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