古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

mw ムウ 1・2    手塚治虫

2021-12-30 01:01:00 | 本の紹介

小学館文庫    1995年

 

荒唐無稽なストーリーというか、ご都合主義満載というか

 

自由奔放に手塚氏はこのmwという毒ガスをめぐるストー

 

リーを構築されている。

 

まったくマンガ的というか、あり得ない話がごろごろ転が

 

っている。支店長の娘にカツラを被っただけで、なんで美

 

知夫は似てしまうのか? あり得んだろ。いろんな女にカ

 

ツラを被っただけで似てしまう。おかしな話だ。整合性は

 

まったくないが、マンガの神様だから許されるのだ。

 

これは異世界なのだ。まったく現実とは異なる世界の話

 

なのだ。誰かの夢の中、そう、手塚氏の夢の中をのぞいて

 

見ているのだ。これは、彼が見た白日夢だ。いや、おもし

 

ろかった。……合掌。

 


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