”塔を巡る旅”の最後は国宝の五重塔9基と五重塔小塔2基と十三重塔を4回に渡り紹介する。明治以前の五重塔は非常に少なく小塔3塔を含めても25塔のようだ(ウィキペディアより)。少ないためもあるか国宝11塔の他も全て重要文化財に指定されている▼先ず写真1、2は法隆寺の31.5mの五重塔である。日本最古と言われているがはっきりした年代はわからず推定680年頃とされている。写真3、4は日本最大の五重塔で東寺(教王護国寺)のものである。京都市南区にあり新幹線からもよく見える。高さは54.8mある。創建は9世紀初めのようだが4度消失している。現在の塔は1644年に再建されたものである▼写真5、6は奈良県宇陀市にある室生寺の五重塔である。東寺の最大に対し、こちらは日本最小で16.1mしかない。高野山が女人禁制だったのに対し、室生寺は女性の参詣が許されていたことから”女人高野”と呼ばれていたことも知られている▼先日、テレビで江戸城の再現がCGなどで行われていた。忠臣蔵の話で浅野内匠頭長矩が刃傷沙汰に及んだことで知られている江戸城の松の廊下が55mあったと言われていた。日本一の高さを誇る東寺の五重塔とほぼ、同じ長さと言うのに妙な因縁を思った。忠臣蔵は1701年の話しである。
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