え~また、おじゃまします。
出ましたねー、隔月刊の、新作が。この、表紙のグインが一段とマッチョですねー。
この本が出るたびに、えっ、あれからもう2ヶ月たったの?と驚いてしまいますね。
そうですね。続きが早く見たいと思ってはいても、2ヶ月というのは意外と早い。
さて、どうなの、今回は?
出ましたよー、鉄人28号!
いやそれを言うなら、ガンダムじゃない?何しろ、現に名前はガンダルだし。
そういう問題か?
こいつはいったい何者なんだろうねえ・・・、まともな人間とは思えないねえ。単なるバカでもなさそうだし。
そうだよねえ、この巻の最後に出てくる意外な人物の意外な正体を考え合わせると、実は訳アリの人物なのかねえ。
グインはひたすら戦わずに逃げようというポーズだけど、これは絶対に戦いもせずに別れるなんて事ないよねー。
そうだよねー。実は私は戦闘シーンってあんまり興味なくて、さっさと終わって欲しいんだけどさ、栗本さんは、好きだよねえ・・・。
それから、タイスの地下水路の話が出たときから嫌な予感がしたんだけど・・・。
そうそう、やっぱりそこに入り込むことになったですね。うわー。気色わるいっ!暗くて、じめじめで(
じめじめじゃなく、水そのものだって!)得体の知れない虫やら何やらがうじょじょ。非業の最期を遂げた不気味な死体がごろごろ。変な音やらうめき声やら・・・た、耐えられません。
グインはいつもこんなところにはまり込む運命なのよ。
はあ、でもグインなら絶対何とかなる。というか、何とかならないと最終巻になっちゃうもんね。
んで、最後に出てきた意外な人物はどうよ。
イヤー。ホント、意外でしたね。何しろ、当の栗本さんも驚いていてくらいだし。とっくに、過去の人かと思っていた。
こういうサプライズが、このストーリーを長続きさせる秘訣なんだよ。
そしてまた、予感では、グインがタイスをおさらばするだけでは済まない。
というと?
この地の腐りきった体制をそのままでは去らないということですよ。きっと、グインは根こそぎぶっこわす!!
ははあ、なるほど。別の跡継ぎもいたわけだしねえ・・・。
さて、ご正解は、2ヵ月後のおたのしみ~。
「グイン・サーガ114/もう一つの王国」 栗本薫 ハヤカワ文庫