あの、ヒュー・グラントが歌って踊る!
かつてのポップスター、今は忘れられたアイドル。
細々とドサ周りで、昔のファン、今はおば様連中を相手に腰ふりダンスをして暮らしている。
・・・それがヒューグラントの役。
面白おかしく、宣伝されすぎてて、大好きなヒュー・グラント作品ではありながら、あまり期待はしていませんでした。
けれど、思ったほど、バカっぽい役でもなかった。
やはり彼アレックスは、過去の栄光にすがりたくてすがっているのではなく、どうすればそこから抜け出せるのか思い悩んではいるのです。
そこへ現れたのは、飛び切り明るいソフィー。
けれど、彼女もまた、過去の辛い経験のトラウマから、抜け出せずにいる。
そんな2人が心を寄せ合い、曲を作っていくのはなかなか楽しい。
ちょっぴりおかしくて、ちょっぴり切ない、まあ、及第点のラブロマンスだと思います。
ヒュー・グラントの歌もなかなかでしたねえ・・・、あの、いつも少し情けない目元が、好きなんです~。
80年代ポップスター現役時代フィルムの若作りの彼も、ステキです。
それから、スーパー歌姫、コーラというのも、結構よかったなあ・・・。
いくらなんでもお釈迦様の前で、あの、くねくねダンスはまずいでしょう・・・とは思いましたが。
思い切りエキゾチック。
それだけが売り。
だから、やっぱり意表をついて,あの曲はしっとり落ちついたラブソングで、マルだと思う。
そして、この曲”Way Back Into Love”はいいですよね。なんとなく、耳に残る。
カラオケ、デュエットに向きそう。
それからラスト前の、アレックスが苦手な歌詞をものともせず、ただただ、率直な思いでソフィーに語りかける曲、そこはじんときます。
ここは、映画の観客にも意外なエピソード。
にくいですねー。
エンドロールも、なかなか楽しめます!!
原題 MUSIC & LYRICS
2007年/アメリカ/104分
監督:マーク・ローレンス
出演:ヒュー・グラント、ドリュー・バリモア、ブラッド・ギャレット
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ヒュー・グラント. ドリュー・バリモア. ヘイリー・ベネット. ブラッド・ギャレット. クリステン・ジョンストン | |
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