ロードマップの続き
* * * * * * * * * * * *
2023年テレビドラマ「トリリオンゲーム」の劇場版。
世界NO.1企業の時価総額と同等の資産一兆ドルを稼いで、
この世のすべてを手に入れようとする男の物語です。
主な人物関係は、テレビ版の時と同じ。
テレビ版の続き、オリジナルストーリーとなっています。
様々な事業に挑戦し、予測不能な作戦で成功を重ねてきた
天王寺陽(ハル)(目黒蓮)と、平学(ガク)(佐野勇斗)。
トリリオンゲーム社を日本トップクラスの大企業に成長させました。
そして、破天荒なハルの次なる目標は、日本初のリゾート開発。
瀬戸内海のとある島に壮大なカジノ施設を作ろうというのです。
さてカジノ施設となると、まあ私もそうだけれど実際のところあまり歓迎したくはない・・・。
まあその善し悪しはともかくとして、設置に住民の反対がありそうなことは予見されます。
やんわりとではありますが、
ハルがそういうことを乗り越えていくあたりも描かれていたのは良かった。
今回のラスボスとなる世界のカジノ王、ウルフ・リー(石橋凌)は
「信じられるのは金だけだ」と言います。
けれど、ハルには信じられるものがもう一つある。
そこが、彼の強さの秘訣で、本作のキモなのであります。
ハルが、持てるものすべてを賭けた最後の大勝負がなんといっても一番の見所でしょう。
本当に、ドキドキさせられます。
シシド・カフカさんもスゴイ存在感を放っていましたね。
役の上でも、最大のキーパーソン。
シリーズを通した中でも異彩を放っています。
ステキです。
相変わらずぐだぐだで、サッパリ進展しないのは、ハルとキリカ(今田美桜)。
予告編にあったキス寸前のシーンの結末は・・・やはり、です。
そしてまた、ガクと凛々(福本莉子)の方も相変わらず
・・・と、思いきや・・・?!
言うまでもなく、目黒蓮さんのアクションシーンはカッコイイ!!
ただただ、見とれます。
この度めでたくtimeleszの新メンバーとなった原嘉孝さんも出ています(少しだけれど)。
目黒くんと佐野くんも、本作公開前の番宣でコンビで登場することが多く、
一層絆を深めることができたのではないかな?
私はむしろそういうことで胸を熱くしてしまいました。
テレビドラマのラストで、ハルが2年間姿をくらましていたということになっていたのですが、
その2年間、何をしていたかということが最後に明かされます。
決してカジノの研究をしていたわけではありません。
むしろ、カジノはハルの次なる目標のための手段。
ハルの「夢ノート」も、壮大な夢であふれていそうです。
総じてドキドキハラハラ、スケールも大きい・・・ということで、
TVドラマを見ていなかった方も十分楽しめると思います。
<シネマフロンティアにて>
「劇場版トリリオンゲーム」
2025年/日本/118分
監督:村尾嘉昭
原作:稲垣理一郎、池上遼一
出演:目黒蓮、佐野勇斗、今田美桜、福本莉子、シシド・カフカ、
田辺誠一、石橋凌、吉川晃司、原嘉孝
ドキドキハラハラ度★★★★★
満足度★★★★★
※めめ様にただただ見惚れていた私は、映画の善し悪しの判断基準がバグっておりますので、
そこのところお含み置きください・・・。