映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

劇場版 ねこ物件

2024年08月30日 | 映画(な行)

前進なし

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テレビドラマ「ねこ物件」の劇場版、とのことですが、
私はテレビ版を見ていなかったので、初見ということになります。
でもまあ、状況は十分に説明してくれるので、OKでした。

2匹のねこと暮らす30歳、二星優斗(古川雄輝)。
祖父の死をきっかけに、ねこ付きシェアハウス「二星ハイツ」を始めます。
以前4人の同居人がいたのですが、
それぞれに夢を追い、新たなステージへ旅立っていきました。
・・・と、つまりここまでの紆余曲折の物語がテレビドラマだったということですね。
本作はその後のストーリー。

不動産会社の有美(長井短)は、優斗に二星ハイツの再会を促すのですが、
あまり乗り気ではない優斗。
もともと人とのコミュニケーションは得意ではなくて、
また始めからやり直すのがおっくうであるように見受けられます。
そんな時、幼い頃離ればなれになった弟の存在を思い出し
探し出そうと思いつきます。
確か弟もねこが好きだった。
ここのシェアハウスのことをもっと宣伝して、多くの人に知られるようになれば、
弟も気づいてやってくるかも知れない・・・ということで、
このねこ付きシェアハウスと自分の存在をSNSで全国にアピールし、入居者を募ります。
そしてこんな優斗をサポートするため、かつての入居者たちが帰ってきます。

ねこ物件は思った以上に反響があり、驚くほどの大人数が応募。
優斗は、その1人1人と面接をして・・・。

テレビドラマのファンだった方にとっては、
結局懐かしいメンバーがそろうのは、嬉しいことなのでしょうね。

でも、ドラマを知らない私にとっては、なんか違うという気がしてしまいました。
ここは是非とも、またワケありの様々な人々との出会いの場となってほしい・・・。
そうでなければ、優斗は前進できないのでは・・・? 
まあ、ねこ好きの人々にとっては、毎日のんびりまったりできればOK、
仲良しこよし同志で、あえて新しい環境は必要なしということ?

いかにもテレビドラマありきの劇場版。
なんだかなあ・・・。

ねこは普通に可愛いです。

<Amazon prime videoにて>

「劇場版 ねこ物件」

2022年/日本/93分

監督・脚本:綾部真弥

出演:古川雄輝、細田佳央太、上村海成、長井短、竜雷太

ねこの癒やし度★★★☆☆

満足度★★☆☆☆



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