れいわ新選組について、マイナスに聞こえる発信はしたくないんだが、
これはぁ、・・・・
ちょっと書いておかにゃならんよな。
千葉県知事選、ど本命の熊谷現市長の圧勝は仕方ない(歓迎してはいない)として、まったく県知事やる気のない立花孝志が、7万票以上も取ったってことと、その投票者にれいわ新選組の支持者が含まれてたってこと、これはかなりショッキングなことだぜ。

「息吐くようにウソをつく」ホラッチョ立花孝志(ちだいさんの表現)、選挙期間中、千葉を離れて兵庫県で卑劣な情報漏洩者・増田県議の応援?に終始した男、裁判所から「反社会的カルト集団」に認定されたN国党の立花孝志、きゃっを応援するれいわ新選組支持者がいるってかぁぁぁ?
ぜーんぜん、信じられんのだけどぉ!
ショックはさらに、兵庫県知事選挙でも、斎藤元彦にれいわ支持層の票がかなり流れたって数値も出て来ちまった。わっ、
どう考えたらいいんだ?この信じ難い事実を。
斎藤元彦については、当時の兵庫県内は情報が錯綜してたようなので、見誤ったって人も少なくないのか、とは思うが、それだって、10年で10人と不倫!って信じるぅぅぅ?仮にしたとして、そんな人が公益通報仕掛けるかぁぁぁ?いやもう、マンガでだってあり得ない設定だろ。が、それはともかく、
千葉県知事選で立花ってどうよ???
現職知事にはいろいろ問題もあったようなので、熊谷は嫌!!て気持ちはわかるが、だったら、無所属共産党推薦の候補か、それもお断りって、几帳面に徹するなら、白票もしくは棄権だろう、まずいパターンだが。
立花、ないよ!も一度言う、立花はないよ!!
だって民主主義の破壊を全速力実行中の男なんだから。
社会の常識を掘削除去中の奴なんだから。
逮捕収監が目前、ほんとさっさと捕まえてくれぇ兵庫県警!の犯罪者なんだから。
れいわ支持者がどういう考えで立花に入れたのか、それはわからない。いや、本当の支持者かどうかも疑問はある、アンチのいたずらの可能性もないわけじゃないだろう、が、
見たくない事実から目を背けちゃならんだろうな。
冷静に!直視して!
既成勢力への反感、自公も維新も国民もダメっ、共産党もれいわの足引っ張りしてるから入れたくない、じゃ、そんな現状拒否の強烈な意思を目に見える形で示すには、敢えて立花孝志に入れてやるか!
これが、いくらか好意的な見立てだ。だが、
もっと、無残な推論もあり得る。
れいわ新選組の支持者には、差別主義とか排外主義、民主主義否定の暴論に惹かれている人たちが一定数いるって可能性だ。
まさしく、悪しきポピュリズムそのもの!
思い当たる理由、れいわ新選組が消費税廃止のワンイシューの党と見做されていることなんじゃないだろうか。
デモでも、国会の質問でも日曜討論なんかでも、主張の主体は消費税廃止、積極財政だ。れいわと言えば、消費税廃止、政治から見捨てられ、投票という権利さえ放棄して来た人たちをもう一度、国会の主人公に返り咲かせるには、経済、暮らし、減税をアピールすることが基本って山本代表以下の判断は決して間違いじゃねえさ。今や社会は日本のみならず全世界的に、格差社会の真っ只中に落ち込みつつあるから、戦いは当然ここからだ。
しかし、山本太郎にしても主要なメンバーにしても、れいわ新選組が消費税廃止だけの党とは見なしていない。
国会議員の顔ぶれをみればそれは一目瞭然だ。
障害を持つ議員がいる、反原発に関わっている議員もいれば、人権問題や民族差別と闘っている者もいる。バッチは付けていなくても、平和追及のエキスパートやLGBTQの当事者もいる。
党の規約にもそれは明らかだし、ことあるごとに発せられる声明でも、その姿勢は明確、勉強会などの取り組みも多方面の課題に向き合うよう熱心に取り組まれている。
トランプが忌み嫌い強制追放しようとしているDEI、(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン) そのもの、それに反原発を含むSDGs、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標) だ。
れいわ新選組やその中心メンバーたちの行動や時々の発言を少しでも追っている支持者なら、れいわが消費税廃止のワンイシューの党ではないことははっきりわかっている。
だが、全体像をしっかり見つめて、党の主張をほぼ理解して支持している人ばかりではないということなのだ。税金下げて交付金、それのみに賛同する人たちもいるってことなんだな。
この先、れいわ新選組の支持はさらに大きくなっていくだう。それほど、今の社会は行き詰っているから。
だが、それは同時にれいわへのあらぬ期待が広がる可能性も秘めている。れいわがいささかも惑うことなく掲げて来た消費税廃止あるいは減税の主張もいまや、他の多くの党で掲げられるようになってきた。これらの党との部分的連携も課題に上がって来るだろう。
その時に、れいわ新選組の支持者の一部分が、愛国主義や排他主義、高齢者・弱者切り捨ての主張の他党派に引き寄せられて行かない保証はない。
事実、財務省解体デモには日の丸や旭日旗を掲げるメンバーもいて、中には財務省職員は日本人ではないっといった陰謀論を撒き散らすグループもいて、その中にれいわ新選組の支持者も加わっていた。もちろん、財務省解体の一事のみに共感したからだとは思うが。
一時、一部支持者や地方議員たちを動揺させた移民反対問題、参政党の「れいわは移民賛成」とのデマ宣伝に対して、れいわ新選組は移民に反対していると必死で叫び続けていた一部熱心な支持者や候補者がいた状況にも、この先の危うさがのぞいている気がする。
山本太郎が移民に反対するのは、引き入れられている多くの日本在住の外国人の人権を無視され、便利で安い労働力として扱われていること、その安い労働力が日本人の給与を引き下げることへの危惧からだ。
決して、移民たちの文化侵略とか、民族的軋轢とかの排他的な理由で反対しているわけではない。が、その境界は極めて不明瞭なものでしかない。「移民には反対」と理解して納得、安堵している支持者の中には、微妙に排外主義、移民排斥的な意識も潜りこでいるように感じられる。
さらに、この先、少子化、人口の減少が急速に進むわけだから、移民の受け入れという問題は、必ず出てくることと思う。その時のためにも、今、あまりに明快に移民は反対のみを言い募っていていいのかどうか。
ここいらが、実はこの先れいわ新選組を待ち伏せしている大きな障壁なのかも知れない。
移民の受け入れをどうするかは偏見や差別意識から離れてじっくりと議論していくべき事柄だと思う。
少なくとも、すでに日本国籍を取得した人たちや、何らかの在留資格を得て暮らしている多くの多国籍の人たちについても、法的にも現実面でも今のこの日本社会を支える大切な一員として、暮らしが保証されることでなくてはならない。
れいわ新選組は決して移民を忌避してはいない、難民も含め日本に暮らす人々の誰も見捨てはしないという姿勢を明確に表明すべきだと思う。
外国人の参政権についても、顔を背けることなく、日本の一員として徐々に認めて行く方向性を議論して行くべきだと思う。
その具体的表明行動として、雨宮処凛さんを参議院選挙公認として戦うなどは効果的ではないかと思う。反貧困活動の実践者でもあり、移民、難民のよき理解者である彼女の存在は、れいわ新選組に先々必要な論点を提供してくれるように思う。
中国からの帰化人、石平氏が維新から立候補を取りやめた。理由は、外国人、中でも中国人が国会議員になることは反国家的行動をとり兼ねないとの誹謗中傷に痛めつけられたからということだ。
石平氏の考えには賛同するところはないが、国籍を持ち、日本を愛する人が立候補さえ差し止められる現状は、きわめて危ういものだと思う。
れいわ新選組がその危うさに掬い取られないこと、その排外主義の潮流を押し止める力であって欲しいと強く願っている。
ポピュリズムの大敵は、反移民、排外主義だということは世界の極右化の中にはっきり示されていると思う。