ステージおきたま

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舞台作り続けて22年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ポピュリズムって、大衆迎合主義なの?

2025-01-18 10:34:50 | 政治
いやいや、待ってくれ。
ポピュリズムの評判が悪すぎるぞ!

デモクラシータイムスの1月4日動画『2025年の重大事』でも、「ポピュリズムに陥っちゃいかん」とかの発言に多くの参加者が頷いてたし、



さっき見たらXのポストで鴻上尚史も毎日新聞の記事から、


「ポピュリズム(大衆迎合主義)に陥らず、質の高い投票ができる人を育てる必要があるのです」なんて引用していて、

ええーっ、あんたもかい!ってなっちまったぜ。

何で、ポピュリズムが大衆迎合主義なの?

迎合って、蔑みの言葉だよな、見下した表現だろ。
「おまえなぁ、チンピラなんかに迎合してんなよ」とか、「エンターテインメントなんて、所詮受け手に迎合する作品だ」とかって。自分の崇高な本性、とと信じてる、を隠して相手に阿るってことだろ。

ポピュリズムって言葉にうさん臭さと侮蔑感がまとわりついてるけど、それ、
訳語が適切じゃないんだぜ。

大衆迎合主義でなく、大衆依拠主義って訳さにゃならんのさ。

ポピュリズムの語を否定的に使う人らって、多くはリベラルの知識層が多いんじゃないか、デモクラシータイムスの出演者とか視聴者とか。
彼らの頭の中じゃ、大衆、遅れた人たち、無知で真っ当な判断ができない、烏合の衆、って、昔のまんまで刷り込まれてんじゃないの。

大衆が誤った選択繰り返してるから、この社会はじりじり奈落に向かいつつあるんだ、ポピュリズムを打ち破らなきゃ本当の!民主主義は成立しない、って図式な。

待て!待ちやがれ。大衆を遅れた者、政治に疎い人たちって一括りにするなってんだよ。

知的な階層だからって正しい判断して来たのか?財界はどうだ?官僚はどうだ?自民党はどうだ?リベラルはどうだ?
ほとんど例外なく高学歴な連中だろ。彼らの舵取りとお節介のせいで、日本はここまで落ち込み、とち狂って来たんじゃねえのか。

大衆の声聞く政治のどこが悪いんだ。庶民の要望を叶えようと努力する政党のどこが間違ってるんだい。上から見据えて、困ったもんだ、もっと賢くなって政治家を信頼してくれなくっちゃ、って嘯いてる連中こそ、社会の害毒だぜ。

そうやって、お高くとまって、庶民を隅に追いやって来た既成政治と財界主導をひっくり返したいって、湧き上がりつつあるのが、大衆の欲求であり、ポピュリズムの政治運動なんだぜ。
『ポピュリズムとは何か』水島治郎著を読めってえの!

だがな、大衆に支えられてればすべてよし、ってわけにゃいかんのは確かさ。大衆の熱量は同じでも、方向はまるで別ってことは当然ある。社会的弱者なんて切り捨てろって主張もあれば、生きててよかったと思える社会を目指す大衆運動もある。ヘイト上等!の差別感満載もあれば、多様性容認のおおらか穏やかな実践もある。

知識層、指導者層と同じことだ。大衆も多様なんだ。
だからな、知的エリート層か大衆か、でも、知識が豊富か直感頼りか、でもない。
問題は、どのような社会を目指そうとしているか、ってことなんだぜ。

まとめる。
ポピュリズム自体は悪ではない。
ポピュリズムを大衆迎合と見做してはならい、大衆依拠と考えるべきだ。
政治が大衆の意を汲んで何が悪い。
人々の思いから離れた政治、社会のあり方こそ問題だ。

ポピュリズムって名付けて、解決した気でいるなってのよ。

コメント (2)
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コント書いた!三日坊主かな?

2025-01-17 17:54:25 | コント
今年の抱負、コントを書く、掛け声だけで終わりそう。
おっと、そりゃあまりに怠慢ずるけ者、だろ。
せめて、三日坊主くらいにゃたどり着かないとな。

ってことで、2025年1作目、コント書いた。

題材は岸和田市長の夫人同伴記者会見。



ありゃぁ、ぶっ魂消ぇ!だったよな。市長自身は、性加害を不倫にすり替えるし、議会から不信任決議ぶつけられてもまーるで反省しないいんちき男なので、罵倒の対象でしかないんだが、

妻の方がなぁ・・・前代未聞、どんな気持ち?如何なる思惑?あったのか裏取引?会見出席を決める前に何を話し合ったのか?会見後の二人は?

もう、想像かき立てられるじゃないか。夫婦の闇、人間のどろどろ、浮かび上がってくるよなぁ。
まさか、当人だって会見での発言を信じちゃいないよな、あれは不倫で性暴力じゃないなんて。だって示談金500万円だぜ。
って、ことで、会見後の二人の会話を仮想収録してみた。

コント2025ー➀「夫人同席記者会見」

不同意性交渉の釈明のための記者会見を終えた市長とその妻。
自宅に戻って。

市長    助かったよ、君が同席してくれて。
夫人    そう。(素っ気なく)
市長    所詮は家庭の問題なんだ。500万円も払って示談が成立してるのに、今さら、傷ついた、許せないとかって、おかしいんだよ。なっ、そうだろ。
夫人    500万円!、はぁ~(ため息)。
市長    これで市長の座は安泰、安いものさ。
夫人    安い!はぁ~はぁ~。
市長    夫婦の絆を結びあう対価と思えば。
夫人    絆?結びあう?
市長    そうさ、これを機に僕たちがわかりあえれば、まっく問題ない。no problem!
夫人    わかりあえるかしら。
市長    またまたまたぁ、記者会見にも一緒に出てくれたじゃないか。助かった、効果的だったよ、笑顔も見せてくれて。
夫人    記者会見同席の強要、笑顔プラスで200万円。
市長    えっ、な、なに言ってるの。
夫人    同席の恥辱、慰謝料、追加で50万円。
市長    君も味方して、ただの不倫だったって、言ってくれたじゃないか。
夫人    150万円!
市長    えっ?
夫人    虚偽証言の代価、150万円。
市長    もう、冗談が好きなんだから。ウソじゃないから。
夫人    性暴力見逃し、口止め料、50万円。
市長    口止めって!会見中、僕の言葉に何度も頷いてくれたじゃないか。
夫人    調子合せの頷き、1回に付き10万円。6回で60万円。
市長    な、なに言ってるの。優しく手を握ってくれたじゃないか。
夫人    ふれあいサービス、40万円。
            夫人、バッグから請求明細書を取り出し、
夫人    総計、550万円
市長    そんなぁ、示談金より高いじゃないか!
夫人    当然でしょ。妻ですよ。
市長    いや、夫婦だからこそ、ここはお互い労わり合って、
夫人    あっ、それから、今夜から、私の意に沿わぬ夜の営みは不同意性交ということで、その都度550万円いただきますから、そのつもりで。
市長    示談金より高い。
夫人    妻ですから。
                了


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下水管詰まったっ!ヤベッ、その③

2025-01-17 10:33:29 | 暮らし
さらに降り積もった雪を掻き出して、いよいよ、下水合流地点の配管を外すぞ。
本管は75ミリ、流しからの支流は50ミリ、二つの異なる直径をつなぐ塩ビ管ジョイントここを外せばいい。そうすれば50ミリ管の出口からブラシとか棒とかホースとか突っ込んで管をふさぐ油塊を取り出せる、はずだ。

うっ?外す、ったて、接続部分、びくともしねえぞ!バールを当てて叩いてみたり、ドライバーを差し込んで隙間を空けようと試みるも、ダメ!接合部分はぴたりと張り付いたまんま。糊付けでもしてあんじゃないか。もう、設備屋、余計なことしやがって!

ええいっ!ここ外すしかないんだからっ!って、
ドライバー力込めたら、い、いかん!管、割れた!脆っ。20年以上地中に埋まってたからな、劣化してたんだ。
と、なりゃ、もう気くばり手加減、配慮不要、割って切って、分解しちまえ。



これでやっと、細い下水管の口が開いた。棒を突っ込みぐりぐりぐり、フレキシブルブラシでゴシゴシ、最後はホースを突っ込み水圧目一杯。
おっ、出て来た、出て来た、憎っき占領者が。カチカチの塊が幾つも。これで、糞詰まり状態は解消したはず。

よしっ、となったら、破壊した接続配管を買ってこよう。
ほっとしながら車を走らせ米沢へ。
えっ、何でも置いてる「ムサシ」にない?そんなぁぁぁ!
と、なると、ネットで注文するしかないのか?

諦めきれず、市内を回っての帰り道、おっ、「パワーコメリ」。ダメもとで、入ってみたら、あるじゃんかぁ、塩ビ管ジョイント各種。さすが、パワーだぜぇ!ただし、異径のジョイントはない、その分75ミリから50ミリの接続直管があった。これで行こう。その他、必要と思われる部品を買いそろえて、帰宅。

あれれ、暗くなって来た。下水管復旧工事4日目、これで終了だな。
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石丸新党、で、何がやりたいの?

2025-01-16 09:39:33 | 政治
お騒がせ石丸伸二の、新党結成記者会見、聞いちまった。
マスコミに因縁付けて、寺銭?おっと違った、関心引いて視聴数かせぐ彼の手にのせられたってことだ、やれやれ。



2時間近く、よく我慢した?いや、途中、ちょこちょこ飛ばしながらの視聴だけどな、そりゃそうだろ。

立ち上げた新党名は”再生への道”、かなりありきたり、まっ、いいけど。
何をどう再生してくれんだい?
今の時代、様々に行き詰ってる、って認識は、そりゃその通り、で、どこがダメなの?

始まった説明は、公募システムの詳細、はっ?そこから入る?
対象者は一般公募は都民からだけど、これは3段階の選抜試験あり、現職議員、地方自治体首長、ならそのまま候補に、って、既成政党の公選制とあまり変わらない、かな?ただし、これだけは鉄則、と任期は2期8年の制限、ははーん、なるほど、議員の新陳代謝が目標の一つなんだ。

たしかに、世襲議員とか、腰かけ居眠り保身が目標の無能な議員たちの多いことは今の日本の行き詰まり現象の一つだな。

じゃぁ、選抜の基準は何んなの?ただただ、優秀な人材!はぁ?

公約とかはどうでもいいの?社会をどうして行きたいとか、関係ないのか?個人の判断にゆだねる。優秀な人材なら、問題にぶち当たるごとに正しい道を選択してくれるはずだから。おいおい!

イデオロギー対決の時代じゃない、って、そりゃ右か左かなんて意味ないけど、上か下かとか、開発か保存かとか、原発再稼働か廃炉かとか、多様性か排除か、とか、朝鮮人虐殺あったかなかったかとか、公園か高層ビルかとか、・・・いや、もう、対決する課題はぞろぞろだろ。国の課題でもあり、都の課題でもある。
原発は国だろ?って、違うさ、今福島の除染残土=汚染土が全国にばら撒かれようとしてるんだぜ、新宿御苑がその試験地!都政と無関係か?

これらかなり角突き合わせるはずの難問の判断を個々人に任せちゃうの?採決の時も党議拘束なんてもちろんなし、役人からの説明も個々の議員で、って、それ、有権者の意図を裏切ることになりゃしないか。石丸良さげだからって投票したら、すべて白紙委任?石丸も知らん!ってことになりそう。

でも、

石丸伸二はあくまで楽観的だ。優秀な人間なら、必ず最適解を見出してくれるって、ほんとかよ!?
で、彼の新党は、ともかく埋もれている優秀な人材を政治の場に引き出すこと、それによって地域は活性化できるし、さらにその人材は国会議員や民間企業に転職して力を発揮し、この国の発展に寄与してくれる。そのシステムそのものが政党”再生の道”ってことなんだな。

つまり、リクルートシステム政治家バージョンってことだ。転職オプション付きのな。

どうもなぁ、石丸は自信満々で、その記者たちを小ばかにした余裕の姿や表情に、なんとも胸糞悪かったんだが、

結局、

その一番の胆は、露骨なエリート意識と、その万能感だって気が付いた。
有能な人間は何でも解決できる。有能な人間は、どこに出しても力を発揮する。有能な人間を引き出せないからこの社会の停滞が起こってる。とりわけ政治家たち、いや、政治屋たちが禍根なんだって。

政治屋退治!
なるほど、安芸高田市の市長時代、年長議員たちをさんざんに罵り、こき下ろし、人間性まで抹消しようとしたあの強烈な対決、侮蔑意識、それを都議選で拡大再生産、バージョンアップしよう、それが彼の狙いなんだ。
なんか荒んだ光景だなぁ。

だがなぁ、突っ込みどころは多々あるぞ。

まず、優秀な人間なら何でも解決!って、そんなことないだろ。東大出のエリート官僚たち見てたらわかるはず。彼ら優秀だ、ただし、忖度のままに、一定の方向に向かってシャカリキ。

次に、何をもって優秀と判定するか?例えば、問題解決の方法にしても、じっくり考える努力人間もいれば、即座に閃く天才型もいる。人の話しを聞く上手もいけば、鋭い議論でやりみ込める石丸型もいる。

さらに、優秀でなくとも、力を発揮できる人間だって数限りなくいる。愚直って価値はどうなの?歩き回って現場をとことん知り尽くすとか、資料を隅々まで読みこなすとか、一点集中で結果を残すとか、相手を包み込む人間性とか。

もっと言うなら、政治の世界を有能エリートに任せきりになんかしたくない。まずは、人間性こそ重視したいって考え方も多いはずだ。どう見たって、有能エリートは上を向いて仕事するよな。ぎりぎりで暮らす庶民からは目が遠ざかる、ま、例外はあったとして。

少なくとも石丸伸二を見る限り、彼の視野にある政治は、年収200万円以下とか、時給1000円の非正規とか、生活保護受給者とか、さらには、食糧配布に並ぶ人たちとかは像を結んじゃいないよな。

要するに、彼が選び出そうとしてるのは、大企業が手に入れたい即戦力と同等の人材なんだ。
企業の目的てのは明快だ、企業実績を上げること、それに尽きる。そのような比較的単純明瞭な活動分野ならば、優秀な人間の問題解決力が存分に力を発揮することだろう。だが、政治は儲けや利潤のように単調だしゃない。世界観、社会管、人間観、人間性が求められるものなんじゃないか。

って、ことで、結論だが、我々庶民は、エリート育成に力貸して、手前の首絞めてちゃなんねぞ、ってことだ。

要らねえよ、石丸伸二も石丸新党も!
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下水管詰まったっ!騒動記その②

2025-01-15 10:30:20 | 暮らし
下水管洗浄の動画見ると、ははーん、詰まる理由は油が洗い物滓と固まったものなのか。うん、納得だぜ。確かに油よく使うもの。

で、その塊、こびりついたら最後いつまでも居座る頑固者、棒で突いたくらいじゃびくともしない。プロだと高圧噴射の管を差し込んで、一気に突き崩す、って、どこから入れんのよ?
流しの下水孔からか?そんなの、すぐに溢れ返って、台所水浸しだぜ。そりゃ反対側、排水路の方からだろ。って、どこなのさ、その下水の出口は。洗濯場の排水管がメインで、流しからの管は、途中合流しているはずだが、・・・どこで?

ここじゃないか!?と、期待を込めて普段開けたことのない、排水桝の蓋を外してみたが、これは、改築前の配管の出口で、すでにふさがれていた、がっくり。

と、すると、・・・
メインの管の方向を辿って、合流地点を探すべく、穴掘り開始。家屋の壁に沿って掘り進むこと30分、おっ、感触あり!丁寧に周囲を掘り上げて、出て来たぜ、下水合流地点の全体像。※作業に夢中で写真なし!

さらに、丁寧に掘り進みたいが、雪も降ってきたし、暗くもなったしで、2日目の行動はここまで。

食事の支度、って言うより後片付けが大変、給湯器は流しに備え付けだから、これ使えない。シンクに水を流せば、床一面洪水だからな。
反対側の洗濯場の小さな流しと蛇口を使うしかない。面倒だが、まっ、1日かそこらの辛抱だ。洗い物は極力少なく、昼食はパンで、とか。能登の被災者思えば、楽なもんだ。

翌日、あちゃ!大雪だぜぇ、折角掘った穴なんてもちろん埋まってる。屋根からの雪も落ちたからなぁ。スコップで掘るなんてとてもとてもだし、東側の除雪もあるから、ここは機械でばぁーとすっ飛ばしちまおう。

ついでに、発掘作業しやすいようにそのあたりは深く掘ってな、って、
おっと!除雪機埋まっちまったぞ!昨日掘り上げた土と雪、他の箇所と硬さが違って、ズボッ!ロータリー部分が頭突っ込んで、動けない!
焦って前進、後退を繰り返すうちに、キャタピラーはどんどん雪を噛んで沈んで行く。



こうなったら、もう自力脱出は不可能だ。まず、はまり込んだキャタピラの周辺を掘る、さらにオーガの回りの雪もどける、脱出板をはめ込んでみる。
ダメだっ!前日いじった雪が柔らかくなってんだ、ますます沈んで行く除雪機。トラクターで引っ張り上げる?なんて面倒なことできっか!

ひたすら掘る、神さんにも手伝ってもらって二人かがりで、掘る、掘る、掘る!ついに地面にたどり着いて、やっとこ前に動けるようになった。と、思えば、オーガのネジピン折れてるし!

午後いっぱいの格闘、疲れた、とてもじゃねえぞ、この先下水管作業なんて。
ってことで、3日目も無駄に消えた。


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