去年の衆議院選で、杉田水脈が候補者から外されて、ホッとして、そのまま政界から、いや世の視界からフェードアウトして欲しいって思ったんだが、
なんと、って言うより、やっぱり!また鎌首をもたげて来たぜ。
憎まれっ子世にはばかる!

7月の参議院選に自民党が公認するってよ。
政府人権局公認の差別主義者を公認するかねぇ!しかも、公然アイヌを罵り蔑んだのに選りによって北海道でって。
「これできっと自民党は票をまた失うことになるぞ」
って、Xのポストがあって、そうだ、そうだってワッショイしたいところだが、
もしかすると、あるいは、きっと、杉田水脈、票集めるんじゃないか?
って、すごく不安、かつ嫌な予感にまとわりつかれてるんだ、今朝から。
アメリカもそうだが、日本も負けず劣らず、真っ当な常識っての、どっかに置き忘れちまった選挙民少なくないからねぇ、クルド人ヘイトだってほとんどウソ、デマ、フェイクに踊らされてし、百条委員会で、言い分ほぼ全否定されたのに未だに「斎藤様(兵庫県知事)のお味方」?なんておばちゃんたちがいるくらいだもの。
極右には厳しい石破首相がどうして?なんてポストもあったが、これも的外れだぜ。
自民党は極右、ネトウヨ界隈が票になるって知ってるのさ、あちこちで、自民党地方議員による差別発言噴き出しても、すべてお咎めなしどころか、問題にさえしない。
そういう右端でぴょこぴょこ跳ねてる連中を取り込みながら、懐の広さってのを見せびらかして鷹揚に構えて来たのが自民党ってわけさ。
特に安倍晋三は、その手練手管が巧みで、彼亡き後もその子分たちが今もそこそこの勢力を保っている。
で、このことが、日本で極右の政党が伸び悩んでる理由なんだと思うんだぜ。
自民党の中に居場所作ってもらってるから、外で素っ裸になって勢力築こうなんて思わんよな。
日本保守党も、

参政党も、

伸び悩んでるのを見れば、そこんとこの事情が納得できるんじゃないの。立ち上げ時の人気沸騰もこのところすこぶる低調、支持率1%台を彷徨ってるものね。
まっ、どちらも、頭に立つ人間が、党派を率いるだけの度量、人間性に欠けるってこともあるし、掲げる政策に一貫性と喫緊性が不足してるって問題もあるにゃあるんだが。
それ以上に、本来、保守極右として活動すべき政治家たちが、すでに居心地よく自民党に絡めとられてるってことが大きな理由だと思うな。いや、自民党が統一教会や日本会議の魔手に取り込まれてるって言ってもいいんだけど。
で、その表れが、杉田水脈の参議院選公認ってことだ。分かり易い話しだ。石破どうこうの話しじゃない、自民党の従来からのあり方に即しただけのことってことだな。杉田水脈みたいにおっちょこちょいじゃないから、炎上しないけど、同じ差別感覚や修正歴史観に凝り固まってる議員は少なくないのさ。
自民党は居心地が良い、選挙に勝てる、大臣の椅子も回って来る、なんでこんな議員天国から飛び出す必要あるんだよ、ってことだから、自身の理念に従って袂を分かつなんて連中はここ当分現れっこない。
それが極右政党、日本保守党や参政党が伸び悩む理由だ。
とは言っても、自民党が与党でいられるうちは、ってことな。
選挙で楽勝できるうちは、ってことな。
選挙互助会の自民党、ここに来て急速にほころび始めてる。
今まで大目に見てもらえてたパーティ裏金とか企業献金とかあからさまな大企業・富裕層優遇とか、議員の世襲とかが国民の厳しい非難の声に晒されつつある。自民党に任せりゃなんとかって政治は急速に壊れて行きそうだよな。
世間がさぁ、世界がねぇ、大きく揺れ始めているからね。
そうなると政局混沌!多極化、多党化がこの先のトレンド、その時は、現在の政党も分解、離合、集散して、極右政党も大きく膨らんでくるかもは知れない、それは願い下げだけどね。