ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

やって来ました東京町田!

2011-12-24 10:56:24 | 教育
 4年目ですよ!うーん、感慨ひとしお。たかが田舎高校の演劇部に東京は町田での公演なんてねぇ!!

 金かかってるんだよ、当然だけど。生徒の自己負担は3回の昼食代相当の2000円ぽっきり、安いよ、安いよ、大特売だぁぁってほどのサービスだ。

 これまでは、県の教育委員会が出してくれたり、学校が負担してくれたり、あの手この手で費用捻出をはかってくれたけど、今回は町の『里の暮らし推進機構』の事業の一環ということで、来させてもらった。本当、嬉しいねぇ、有り難いねぇ。

 だから、そんな多方面からの応援にしっかり応えなくちゃ、ってことでこの三日間はぎりぎりいっぱいのスケジュールで飛び回っている。

 朝食は食堂が開く6時半の10分前から入り口に並んでプレッシャーかけたり、昼はバスの中で15分で済ますとか。初日の昨日なんて、無理矢理の早食いで消化不良者が出てどうなるものかって心配し通しの舞台だった。

 二日目の今日は二つの小学校を大急ぎで回った。一回一回ダメだししながら、ちょっとでもレベルアップするように部員たちを締め上げてきた。お陰で、昨日より今日の午前、さらに午後と舞台の質は確実に上がってきている。

 いよいよ明日は『どんでん森は、どっきどき』の最後のステージ。3年生とともに出る最後の舞台でもある。部員一人一人が思い出に残る舞台にしようと心を固めているようだ。ファイナルステージをこんな形で東京公演で締めくくれる、これも実に実に凄いことだと思う。

 せっかくの二泊三日、ミュージカルの出来だけ考えていたんじゃもったいない。部員として人間として成長できる機会にしていきたいと思っている。舞台の立て込み撤去での無駄のない動きとか、他人様に対する礼儀・応答とか、部員間のルール・マナーとか、口うるさく注意している。この公演旅行が部としても部員個々としても大きな気づきの場であるよう目論んでいる。

 泊まってみると人が分かる。疲れてくると人間性が見えてくる。弱い自分、身勝手な自分、そんな現実から一つ上に上がる、これが狙いだ。そう!高校演劇はやっぱ、人作りなんだよな。良い舞台を作るために全力を傾け、仲間たちとぶつかり合い、地域の人たちに磨かれ、顧問にこき下ろされて、生徒たちは大きく大きく成長していく。今の3年生を見ていてつくづくとそう思う。

 だから、現2年生の未熟も1年生の幼さも、こういった貴重な経験を通してそぎ落とされていく。心配はない!って確信しつつも、おい、どうにかならんかそのおしゃべり!その集中力のなさ!!

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コメント (2)
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