ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

ゼロ歳児にも選挙権?

2024-08-04 13:47:40 | 社会
維新の新公約"ゼロ歳児にも選挙権を"、いかにも新発想のようだけど、バレちゃったねぇ、吉村の発案特許じゃなくて、トランプの副大統領候補バンスがすでに提案してたんだって。

将来社会に生きるのは乳幼児の方だから、選挙権与えろっ、あっ、なるほど、ってつい頷いちまったりするよなぁ。たしかに、今国会で決めてるいろんな法案、俺みたいな老い先短いジジイにゃ特段の影響なし、将来の国民諸君の肩にかかってくるぞ、ってもの、確かに多いからさ。

例えば、集団自衛権とか、憲法改悪しての緊急事態項目とか、赤ん坊君たちが、戦場に駆り出される可能性大だし、国立公園のすべてに高級ホテルを!なんてとんでも提案も、貴重な自然を破壊しまくるきっかけになるかもしれない。

消費税の増税なんてのも目論まれているから、10年後、20年後に、将来の国民諸君に、なんだってこんな悪法通したんだ!って怒られるかもしれない。

乳児だって子どもだって、人権は保証されねばならんだろうし、なんて、朝日の耕論にも意見表明する人もいたりすると、



うーん、じゃぁ、子どもにも選挙権与えた方がいいか?

なんて、ぜーぜん、おかしいからな!

だって、子どもらの選挙権は親が行使するんだぜ。
それって、まるっきり子どもの人権無視してるじゃないか。子どもにゃ子どもの意見、選択ってもんがあるはずだろ、それ尊重するのが人権を保障するってことだろうが。

親は子どもの未来考えて投票するはず、ってそんなことどうして断言できるの?いやいや、その前に、子ども分の一票がその子の将来に役立つかどうかっだって、まともな親なら確信できないはずだぜ。

自分の一票だって、迷ったりするわけだろ、まして、まして。
将来、あの時どうしてあんな選択したんだ!って責められたらどう申し開きするのさ。徴兵制なんて敷かれたら、子に代って兵役に就くかよ。

さらに、どっちの親が子どもの投票権を手にするのか?って問題もある。
父親?母親?
子どもの選挙権獲得のために夫婦の対決が始まるぞ。

この提案する連中って、基本、家父長主義なんじゃね。だって、父親が行使するって暗黙の裡に決めてかかってるみたいだから。しかも、親は子の将来を決めることができるって。

やめてくれ!親に勝手にお前が望む未来社会はこうだ、なんて決めつけられたくないぜ、俺が子どもなら。親は親、子は子だろ、それがそれぞれの人格を尊重するってことだ。

どうだい、それでも、"ゼロ歳児にも選挙権を"与えたいって思うかい?

いかにも子どもの人権を大切にしているようで、実はそれは甚だしい人権侵害だってこと、こんな簡単なことに思い至らぬ人間がかくも多いとは!

知性の劣化!そのものだよな。

選挙年齢の引き下げってことなら、考える必要はある。特に、被選挙権の25歳は絶対高過ぎ!参議院議員の30歳!なんて、フヒャー!だぜ。
ただしな、それを議論しながら、主権者教育をどう実現して行くかも本気で考えんと。

なんせ、選挙に行かない人間が50パーセント以上?時には30パーセントって国だからな。





コメント (2)
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