ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

スポーツ好き過ぎ!日本人

2024-08-16 08:58:51 | 社会
さらに新聞開くのが辛くなった。

連日オリンピック報道で埋め尽くされ、やっと終わったと思ったら、甲子園だぜ。なんと3ページびっしり!おまけも半ページ。



それでなくても、購読止めようかって悩んでる朝日新聞、これを機会にって真剣に考えちまうよ。

にしても、日本人、スポーツ好き過ぎじゃねえか?特に野球。

小中学校時代から徹底してるもの、スポ少に部活動、その極めつけが高校野球で、頂点が大谷翔平だ。統合前の地元の中学校、部活動はほぼ運動部のみ、それ以外は総合文化部、またの名を帰宅部って、運動苦手、嫌い、生徒たち向け、形ばっかりの美術部真似っこだった。

俺は農業高校の教員だったし、演劇部顧問だったりしたから、農業クラブって活動もあり、演劇部は一時盛んでもあったから、ストレスはそれほどでもなかったが、運動部偏重はやはり感じた。例えば、生徒会費、野球部とホッケー部はまったくの別格、桁が違ってたし。

スポーツ漬けにすることが、高校生の健全育成の唯一の道だ、って共通認識があったように感じる。体動かしてりゃ道踏み外すことねえんだっ!みたいな。反省するけど、担任の時はクラスの生徒にそんな意識で指導助言してたっけ。

このスポーツ礼賛の弊害、今や日本の一大事につながってるように思うんだ。
文化方面の意気消沈だろ、元気なのはアニメ・マンガと内向きのJ-POPくらい。文化ホールは軒並み経営破綻に追い込まれてるし、美術館、博物館なんて、潰れちまって結構よ、って扱いだ。

若いころの運動一辺倒にゃ、もっと大きな病害を孕んでる。唯々諾々、上意下達、チーム優先の同調意識、政治忌避・・・
今、日本が行き詰ってる根本の原因がここにあるように思えるのさ。
自ら考えず、体で反応する、考えるとしてもあくまでルールの範囲内。広く全体を俯瞰せず、眼前の目標だけに集中する。そして、しっぱいすれば、究極は、自己責任!

行き詰ってるだけならまだいいが、奈落への道を転げ落ちつつあるんじゃないのか。

スポーツ選手で政治家を志した人間たちの体たらく!客寄せパンダ以上の役割もなく、結果は不正行為に身を落とす。結果はポイ捨て。

そりゃそうだよ、広い意味で勉強してないから、一芸だけでチヤホヤされ続けて来たから。社会の仕組みがわからず、世の主流に乗って、上の人間に従うだけ。まっ、そうやって成功して来たから御礼の感覚なんだろうが。

何も政治の世界だけのことじゃない。会社や職場にとっても、この眼暗滅法の馬車馬は好都合だからな。手綱一つでどうにでもなる。

そうやって、闇雲に突っ走てきた結果が、今のどん詰まり!

子ども自体の暮らしぶり、教育の体制から見直していかにゃならん、となれば、もはや手遅れかもしれないなぁ。

って、おめえの責任棚上げにして評論してんじゃねえよ。

コメント (2)
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