ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

過去の蓄えで食いつなぐ日本!

2024-07-30 17:31:02 | 世の中へ
なんて我慢強いんだ、日本人って!

最低賃金は先進国中のほぼ最下位、
30年実質賃金下がりっぱなし、



収入の半分近くは国に持って行かれ、
半数近くが非正規雇用、



派遣会社も中抜き率も断トツトップ、



自殺者の多さも桁違い、
なのに、

文句は言わず、投票はせず、
デモやストには白い目向けて、
満員電車もじっと我慢で職場に向かい、
70超えてもひたすら働く・・・

もはや超希少種・従順自助人間!?

なぜなんだ?どうして、こうも素直で言いなり現状満足、成り行き任せなんだ。

理由は様々、事なかれの精神やら、横並び主義やら、苦難に対する忍耐力、それらを育んだもぐら叩き教育の効果、自民党政治の巧みな人心掌握、・・・どれもこれも考察すれば、それぞれ1冊の本になる。

見捨てられつつある田舎で暮らしていて思い当たるのは、
そこそこに暮らせてるじゃん、ってこと。

贅沢言ったらきりはない、軽じゃあっても車もある、いやいや、若い衆ローン組んでアルファードとか乗ってるし、
仕事もある、交代制で夜勤ありだけど、
ファミレスあるし、コンビニあるし、100均あるし、
車飛ばせは、イオンモールにコストコ、
リタイア世代にゃ、空地あるから家庭菜園だって、
老齢両親70過ぎても、農業現役、
以前買いそろえた農業機械でジジババ農業
狭いながも土地持ち、家持ち、自給野菜でちょっぴり贅沢、

それ豊かじゃないべ、でも、貧しくもない、どっちつかずのそこそこ暮らし、それが田舎の生活だ。で、

なんとか、そこそこなりとも暮らせて行けるのは、過去の蓄えがあるからってことなんじゃねえか。

農地解放で手に入れた自作地、米価も悪くなかった頃に揃えた機械類、低い労賃目指して進出してきた企業群、以前整備した道路や水道、鉄道などのインフラ、・・・

かつて日本経済が上げ潮にあった時、田舎にも漏れて来たそこそこ経済発展のえおこぼれの数々、それら昔の蓄えが、今、どうにかこうにか、そこそこの暮らしを支えている、そういうことなんだろと思うのさ。

AIアナリストから聞いた話、日本はあの高度成長期にその時点で有数の暮らしやすさのシステムを作り上げてしまった、交通網や電話通信網など暮らしのインフラを。各家に1台家電あれば、携帯電話は普及しない。ATMもそこらじゅう、現金決済のシステムも完成されているから、電子マネーも広がらない、今や問題の健康保険証だって、すでに紙ベースで医療システムが完備されていて、マイナカードは邪魔者でしかいない、

なるほどなぁ、たしかに、ある程度の暮らし水準は出来上がっているってことなんだ。
だから、不満はない!?
わけじゃないが、声を荒げたり押しかけたりするほどのことはない、まず、今あるそこそこの暮らしでじっと耐えて行こう、ってことなんだろう。

だがさぁ、それっていつまで続くもんだろうかねぇ。
能登や福島みたいに災害に襲われたら、復旧する力はもはや残っていないわけだしな。道路や橋や様々な生活インフレ、あるいはシステム、ほころび始めているじゃないか。

どうするのかねぇ、じり貧は、そこそこ暮らしも浸食しつつあるんだけれど。









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