えっ、なに?この小学校机みたいなの?
これが党首選候補者討論会なの?
うん、まぁ、主催が朝日新聞ってことだから、あてがわれた会場設営のまんまなんだろうけど、
あまりにちゃちじゃねえか?
PTAのクラス懇談会じゃないんだからさ。
新聞社で準備した会場の仕様だって、事前に党のスタッフが注文出して、も少し見栄えのするセッティングを整えりゃいいのに。
おそらく、候補者4人も含めて、討論会場を演出する、なんて意識はまったくなかったんじゃないかねぇ。
一方、小泉進次郎の立候補宣言の会場。
天井に空調装置やそのダクトとか、むき出しで、一見、バンドのライブ会場みたい。ホテルとか会議室みたいな、ありきたりの場面を嫌ったんだと思うよ。
テーマは、若さ!そして変革。
後ろに貼られた壁紙?も、サイズ小さめで躍動感ある図柄だった。後ろのスローガン表示の位置も、進次郎の顔のすぐ横、ちょい上、ってうーん、なかなか巧みな仕掛けだよ。
ここにも小泉進次郎をどう売り出すか?どう印象付けるか?しっかり考え抜かれるよな。で、多分、電通とかの仕事なんだろうけどさ。
すぐに手慣れたイベント、PR業者を使うってことはどうかなぁ、とは思うんだが、場のデザイン、シーンの演出って意識をはっきり持つことはとても大切だと思う。
野党は金がないから、って、言い訳するな、違う!意識の問題なんだぜ。聴衆は、候補者とその言葉だけで理解してるんじゃないんだ。全体だよ、その場のすべてに埋め込まれたものとして、主張も受け止めるんだってこと。
まさに、昔ながらの政治活動だよな。
これだから、いつまでたっても政治が庶民の関心を惹かないんだ。
じゃぁ、れいわはどうか?
山本太郎は、街宣にできるだけバンドを帯同して、バックで演奏させつつ演説や討論を行ってるし、増税ダメ絶対デモでは、バックミュージックはもちろん、DJまで動員してるからね。
なっ、この場づくりの意識なんだよ、大切なのは。
とかく固く、熱くなりがちな街宣を気楽でおしゃれなものしようという意図、政治を身近なものにしたいって太郎の願いが現れている演出だと思う。
れいわの集会やデモに若い人たちが集まり始めてるのも、このシーンの作り方も効果を発揮してると思う。
先日、れいわのある地方議員が三味線生演奏をバックに街宣してる様子がXにアップされてた。いいねぇ、こういうの!
ただ、その議員さん、肩にショルダーバックを掛けたまんま話をしていたんだ。ここだよ、気配りが必要なのは。せっかくの三味線BGMの街宣なのに、そんな、勤め帰りに話してます、スタイルじゃ効果半減だよ。
議員、政治家にとって街宣は、職務である同時に晴れの舞台なんだぜ。
建つ場所、持ち物、服装、髪型、立ち姿、しっかり見た眼を演出して、で、なおかつ、心打つ話題を投げかけてくれよね。