朝、新聞広げるだろ、っと、
絶句!
これって、写真週刊誌か?安物のグラビア詩集か?
3・11はこれだぜ。
ああ、またこれかよ。亡き家族を悼み、悲しみにくれる人々。
うん、そりゃ、失われた命、残された遺族の悲しみを、忘れない!大切なことだ。
うーん、なんか、情緒にべったりおんぶにだっこ、って感じがするのよ。
悼む人々と、思い出語り、
それで3・11を伝え切れるのか?
あの教訓は生かし切れているのか?
ポエムで、読者となれ合ってる場合かよ?
課題はまだまだ山積みだろ。
未だ故郷に戻れぬ避難者たち、借りた復興支援金の返済に苦しむ人たち、まったく進まぬ原発廃炉、デブリの取り出しまったく見通し立たず。
能登地震に生かされぬ経験、体育館雑魚寝はそのまま、食事救援さえ打ち切られそうって、能登の現状、伝えてるか?ほとんど無視してるじゃないか政府と同じで。
過去を振り返るのは必要だ。
それを抱える人たちに柔らかな視線を向けることも大切だ。
でも、新聞なんだから!写真入り詩集やグラビア雑誌、ワイドショーじゃないんだから。
過去を今に生かす地道なレポートと、鋭い指摘が求められるんじゃないの。
思い出に浸ってちゃダメだって。
日々、この社会は壊れつつあるんだ、過去を生かしきれないからさ。
どうも、記者たち、あるいは編集者、報道に対する感性がすり減ってきてるんじゃないか。あるいは、読者じり貧、存続の危機に煽られて、進むべき道を見誤っちまってるんじゃないか。
昨日はこれだ。
多民社会、この紹介、必要だよ、絶対。
でも、一面トップか?政治の堕落が行きつくところまで行き切っちゃってる今、これがまずは伝えるべき記事なのか?!多民社会って切り口なら、クルド人への激しいヘイト攻撃を伝えなくっていいのか?!
外国ルーツの日本人から税金滞納したら国籍はく奪って、あの動きはどうなった?
その前はこれ。
スーダンからの報告。国際女性デーだからってことだけど、どうしてスーダン?パレスチナやウクライナの女性たちはどうなの?全然改善されない日本のジェンダーギャップはトップにゃならないのか?
なんか、ずれまくり!って気がしてならないんだけど。
独自取材じゃ文春と赤旗に敵わないし、幅の広がりと速報性でもSNSに後れをとってる。新聞のあり方を探し求めて、こういう紙面なんだろね、きっと。
でも、それはやっぱり違う気がする。
まず、社会の動きに感度を高めること、足で稼いで独自のニュースを掘り起こすこと、見識を高め、政治への批判的姿勢を研ぎすますこと。これじゃないのかねぇ、朝日新聞なんだから。
朝日だから、攻撃されるって、それはメディアとしての勲章なんだぜ。矛を収め、ペンを折って、迎合する姿勢に未来はないと思う。
ってぇか、今のまんまだったら、もう、購読止めるし。
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