ステージおきたま

無農薬百姓33年
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コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

追われ、追われて大豆の補植!

2022-06-30 16:39:01 | 畑仕事
 ああ、もう適期過ごしちまってるんだぜ。
 ほら、公演で3日間農作業はお預け!よっしゃ、終わったぜぇ、大豆補植、ちゃっちゃかやっちまおうぜ、って意気込んだら、土砂降り!ああ、もう、畑湿地になってるよ!

 これじゃ雨止んだって、3日は畑に入れない。公演前にももっと酷く降って、翌々日に足踏み入れたら、ずぶずぶとふくらはぎまで沈んだんだ。
 ほらほら、草だって生がって来てる。大豆だって、立派に育って、密植の補植用苗なんて、ヒョロヒョロだぜ。今日は何としても補植しなくっちゃ、って気張ってみたのが昨日、あまりの暑さで熱中症ダウン!うーん、さすがに除草機押しの後、ってのは無理があった。
 だからさぁ、今日は何としてもなのさ。幸い、昨日よりは日差しも穏やか、時折の風も心地よい。朝からこれ一つに集中すれば、なんとか終わらせられんじゃねえか。
 まずは、キラキラテープの回収なんだ。ちょっと、風、煽るなよ、テープ巻き取れないじゃないか。新しいテープ使ったのに、種まき後から1カ月近くも張ったまま、雨風に嬲られて使い回し品みたいになっちまってる。ごめん、ごめん、せめてテープは早く取り込んでおくんだったな。
 発芽の具合はぁぁ?あれれ、青豆の悪いこと!半分しか出てないぞ。しかも、種まきの時、雷さんに追われて補植用も少ししか播かなかったんだ。どうするよ?3列播いたけど、真ん中はぽつんぽつんと虫食い発芽。
 決断!2列にまとめる。空いた1列には補植苗が潤沢な黄大豆を移植する。と、決めたが、まずは黒豆、茶豆、黄大豆の補植を終わらせてからだな。
 おい、風、どんどん吹いてていいから。お日さん、今日はちょっくらお休みしててくれ。
 欠株の個所をホーで軽く植穴を掘り、10リットル如雨露で水路からくみ上げた水をたっぷり注いでいく。補植苗はできるだけ土を落とさないように気を付けながら、近くに運び、1~2本を植え付ける。徒長してるから、極力深植えね。大豆は土を寄せた茎から根が出るから下葉近くまで埋めても大丈夫、て言うか、浅植えだと、活着までの乾燥に耐えられない。
 水がだんだん重くなって来たぞ。足取りに覇気がない。強制労働の囚人みたいだな。気力が失せて行く。ほれ、苗の選び方も雑になって来た。黄大豆は発芽だからすぐ終わるって思ってたのにぃ・・・。ほれほれ、12時回ったぜ。
 どうにか黄大豆10畝終わったぞぉぉぉ!もう、ダメ、やり残しの1列はまた明日!これ以上頑張ったら、畑で老人死亡!熱中症か?って新聞だねになっちまう。炎天下、3時間も働きゃ、十分すぎるだろうぜ。
 って、ことで、最大の気がかり、大豆の補植は完了だぜぇぇぇぇ!いぇぇぇぃ!


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